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アストンマーティン・ヴァンテージ(FR/8AT)【試乗記】


進化したブリティッシュサラブレッド

従来型に対して155PS/115N・m増しとなる4リッターV8ツインターボを搭載した「アストンマーティン・ヴァンテージ」のマイナーチェンジモデルが上陸。個性を磨き上げ大きく進化した内外装の仕上がりや、最高出力665PS、最大トルク800N・mを誇るパフォーマンスに迫る。

その顔に理由あり

「Aston Martin Racing Green 2022」というボディーカラーは、だれにでもわかる単語を並べただけなのに、ありがたみを感じてしまう。同時に、ほかの自動車メーカーのグリーンとは深みが違うと思ってしまうあたりにも、“ブランド補正”が働いているのだろうか。

なにしろ、1960年代にはポール・マッカートニーもミック・ジャガーもジェームズ・ボンドもアストンマーティンの「DB5」や「DB6」に乗っていたわけで、故エリザベス女王がチャールズ皇太子(当時)の21歳の誕生日にプレゼントしたのもアストンマーティンDB6だった。にわかセレブとは違う、本物のセレブリティーが愛したのがアストンマーティンであり、最新モデルにも後光がさして見えるのはやむを得ないだろう。

といった具合に、1913年の創業以来、ブリティッシュサラブレッドの称号をほしいままにするアストンマーティンは、ステアリングホイールを握る前からさまざまな感情が湧いてくる特別なブランドだ。SUVの「DBX707」とともに、現在のアストンマーティンの主力販売モデルであるヴァンテージがマイナーチェンジを受け、いよいよ日本への導入が始まった。

まずは、車両の周囲をぐるっとまわって、外観上の変更点をチェックする。一番大きく変わったのはフロントマスクで、まずラジエーターグリルの開口部の面積が38%拡大されている。同時に、グリルの両脇にエアインテークが追加され、これに伴い全幅も30mm広げられている。

ガバチョと大きく口を開けるようになったのは精悍(せいかん)な雰囲気を演出するためではなく、最高出力が510PSから665PSへと大幅に強化されたメルセデスAMG製の4リッターV8ユニットをしっかり冷やすためである。

エクステリアのデザインについてアストンマーティンは、「スーパーカーの『One-77』からインスピレーションの一部を得た」とコメントしているけれど、実際、マイチェン前よりもかなり尖(とが)った雰囲気になっている。...

提供元:webCG

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