効率だけじゃ息が詰まる
「BMW 4シリーズ カブリオレ」のマイナーチェンジモデルが登場。ただでさえカッコいい4座のオープントップだが、この「M440i xDrive」は泣く子も黙るストレートシックス搭載モデルだ。ぜいたくなボディーとぜいたくなエンジンの印象をリポートする。
デザインの変更は最小限
BMW 4シリーズは「3シリーズ」から派生した2ドアクーペ。初代4シリーズがデビューしたのは2013年と、その歴史は思ったよりも新しい。というのも、2012年まで生産された5代目3シリーズ(E90)までは、3シリーズのなかに2ドアクーペが設定されていたのだ。6代目3シリーズ(F30)に移行するタイミングで、2ドアクーペは4シリーズとして独立したという経緯がある。
2020年に発表された2代目4シリーズに小変更が施され、日本でのデリバリーも始まった。日本仕様のラインナップはマイチェン前と変わらず、パワートレインは2リッター直列4気筒ターボ(FR)と、3リッター直列6気筒ターボ(AWD)の2種類。ボディースタイルは、2ドアクーペと2ドアカブリオレの2種類。それらの組み合わせで、計4つのモデルがラインナップされる。
今回試乗したのは、直6エンジンとカブリオレボディーを組み合わせた、BMW M440i xDriveカブリオレだ。
マイチェンにあたっての外観の変更箇所はそれほど多くなく、フロントグリルの加飾がグレーからブラックに変わったことと、ヘッドランプ内の黒目の面積が増えたことが目につく程度。マイチェン前後の写真を並べて比べれば、少し精悍(せいかん)な表情になったように感じるものの、大きな変化はない。
一部では1950年代のクラシックBMWに通じるともされる縦長のキドニーグリル、個人的にはいまだになじめないものの、マイチェンにあたって目先を変えるためだけの無意味なデザイン変更をしていない点には好感が持てる。...