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ロイヤルエンフィールド・ベア650(6MT)【海外試乗記】


年季の違いを教えてやる

バイク界の老舗、ロイヤルエンフィールドが発表したワイルドなスクランブラー「ベア650」。ユニークなその名と走りの実力は、オフロードレース史における彼らの歴史に裏打ちされたものだった。米カリフォルニアで催された国際試乗会から、その魅力を報告する。

その名は伝説のデザートレースに由来する

現存するバイクメーカーでは世界最古の歴史を誇り、中排気量セグメントを軸に、世界的に勢力を伸ばしている名門、ロイヤルエンフィールド(以下、RE)。彼らは2024年11月の「EICMA(ミラノモーターサイクルショー)」で新型車のベア650を発表(参照)したが、それに先立ち、アメリカ・カリフォルニアでメディア向けの試乗会も開催していた。

これまでREは、自社の歴史的なモデルの名前を復活させては、そのコンセプトや歴史的背景を現代的に解釈したモデルに付与してきた。いっぽう、「ヒマラヤ」や「スクラム」といった過去にない車名を冠するモデル群では、名前そのものがモデルのキャラクターを表現していたり、あるいは背後にあるストーリーや誕生の経緯を示していたりする。今回発表されたベア650は、REにとっては新しい車名を冠するモデルであり、そしてその“BEAR”という名前にもストーリーがある。

ベア650は、アメリカにおけるREのモータースポーツ史に深く根ざした一台だ。その名の由来は、1921年に始まった伝説的なレース「Big Bear Motorcycle Run」である。このレースは、ロサンゼルスからサンバーナディーノ山脈のビッグベア湖までの約100マイルを走る、いわゆるキャノンボールレースとしてスタート。後にビッグベア湖周辺の砂漠で行われるデザートレースへと変化し、アメリカ西海岸のライダーの間で人気を博すこととなった。そして1960年に開催された最後の大会で、当時16歳だったエディ・モルダーが、ロイヤルエンフィールドの500cc単気筒をベースにしたスクランブラーで優勝を果たしたのだ。...

提供元:webCG

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