その価格に理由あり
「日産キャラバン」に車中泊を目的としたカスタマイズモデル「MYROOM(マイルーム)」が登場。専用の職人集団が仕立てたキャビンの後ろ半分はまさに部屋。つまり“男の城”を背負って走るキャブオーバーバンなのだ。居心地と乗り心地の両方をリポートする。
ついにカタログモデルが発売
最近、日産はキャラバンや「NV200バネット」などの商用バンをベースとした純正キャンピングカーを展開している。モデル名はMYROOMだ。
同シリーズの発端は「ジャパンキャンピングカーショー2022」に参考出品された「キャラバンMYROOMコンセプト」である。当時はコロナ禍で“車中泊”が注目を集めていたこともあり、新発売されたキャラバンの「マルチベッド」とともに出展された。ちなみに、その前年の2021年秋には、ベースのキャラバンのガソリン車が、そしてショー直後の2022年2月末にはディーゼル車がマイナーチェンジされているから、そこにはベースとなるキャラバン自体のプロモーションの意味もあったようだ。
MYROOMコンセプトはショーで評判となり、その1年ちょっと後の2023年5月に“市販化決定”の報とともに、2023年度内の発売が予告された。2023年がキャラバン誕生50周年ということで、そこには記念モデル的な意味合いも込められていた。そして2023年10月、キャラバンMYROOMは、まずは「ローンチエディション」という特別仕様車がデビュー。そして、2024年7月にカタログモデルが登場した。
ローンチエディションとカタログモデルのちがいとしては、「車内カーテン」「ウッドブラインド」「ロールスクリーン」などが標準装備からはずれた(オプションとしては残る)ほか、ベースモデルとして、より手ごろな「プレミアムGX」が選べるようになったことや、外板色の選択肢が増えたことなどがある。
ただ、今回の試乗車はローンチエディションと同じく上級の「グランドプレミアムGX」がベースで、外板色も当初からMYROOMのイメージカラーとして訴求されていた専用色「サンドベージュ×ホワイト」のツートンカラーが選ばれていた。...