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ジープ・アベンジャー アルティテュード(FWD)【試乗記】


高評価の理由がわかった

デビューするやいなや、欧州の名高い自動車関連アワードを数多く受賞したジープの電気自動車「アベンジャー」が上陸。コンパクトなサイズとジープらしいデザインが持ち味だが、高評価の理由はどこにあるのか。ロングドライブに連れ出し、その理由を探った。

日本に上陸したジープの欧州戦略車

2024年秋、日本に上陸したジープ初のピュア電気自動車(BEV)は、2022年9月のパリモーターショーでグローバルデビューし、同年冬に欧州で受注を開始。2023年1月に欧州カー・オブ・ザ・イヤー2023を獲得した。ジープはいうまでもなく北米発祥のブランドだが、アベンジャーがいかにも欧州づいて見えるのは錯覚ではない。

アベンジャーは旧グループPSAが開発した「コモンモジュールプラットフォーム=CMP」のBEV用バリエーションといえる「eCMP」を土台に設計・開発され、ポーランドのティヒ工場が生産を担当している。ティヒは旧フィアットが1970年代前半に設立した最終組立工場で、近年では「フィアット500」の主力工場として知られていた。500のガソリン車の生産を終える今後は、このアベンジャーのほか、「フィアット600e」や「アルファ・ロメオ・ジュニア」など、旧FCA系のコンパクト電動車がティヒで生産される。

いずれにしても、アベンジャーはジープを名乗りつつも、旧グループPSA系の骨格を使って、旧フィアットの工場で生産される生粋の欧州車というわけだ。アベンジャーが欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得できたのには、そんな出自も無関係ではないと思われる。

また、血統的に欧州色が強いジープといえば、「レネゲード」という前例がある。レネゲードは旧フィアット系のプラットフォームを使い、イタリアで生産される。ただ、同車はイタリア以外に、ブラジルや中国でも生産されて、欧州(や日本)だけでなく、中南米や中国も主要市場に据えており、一時期はジープの本拠である北米でも販売されたグローバル商品である。対するアベンジャーは、なにより欧州でのジープ販路拡大を主眼に置いた欧州戦略商品というべき存在らしい。北米での販売予定も、今のところはないという。...

提供元:webCG

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