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ポルシェ・カイエンGTSクーペ(4WD/8AT)【試乗記】


やはりポルシェの仕事

ポルシェの「GTS」といえばモデルライフ後半に“決定盤”としてリリースされるのが通例だったが、最近はどうも事情が変わったようだ。この改良型「カイエンGTSクーペ」も登場時期としてはだいぶ早い。ただし、その中身はまぎれもなく“決定盤”である。

ポルシェの大黒柱

初代「カイエン ターボ」の怒涛(どとう)のパフォーマンスに衝撃を受けたのはもう20年も前のことになる。それでも当時は乗り心地など明らかな短所も見て取れたし、やはりポルシェに必要なクルマなのだろうか、と完全に納得はできなかったことを思い出す。だがその後はご存じのとおり、今やカイエンあってこそのポルシェである。

ポルシェはカイエンを2025年に、弟分の「マカン」は2024年に電気自動車(BEV)に切り替える計画を明らかにしていた。実際、すでにBEVのマカンの国内での受注も始まっているが、今のところガソリンモデルと併売されている。BEVの販売が思うようには伸びないことや中国での販売減速などの影響で、BEV化の推進がやや勢いを失っていることはご存じのとおり。もともとカイエンについては、マカンと違ってBEV化された後もガソリンモデルを併売する計画だったが、どのモデルをどのぐらいの期間継続するのかは明らかにされていない。

もちろん市場と顧客がいる限り放り出すわけにはいかないだろう。自他共に認める高性能SUVのパイオニアであるカイエンがライバルに後れを取ることは許されないのだ。しかもカイエンは2023年に世界で約8万7500台を売り上げており(モデル別でトップ)、ほぼ同数のマカンと合わせて、32万台あまりのポルシェの世界販売台数の55%(一時よりはだいぶ縮小したが)を占める。ポルシェでさえSUVが大黒柱なのである。...

提供元:webCG

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