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フルモデルチェンジで第2世代に進化したBMWのクーペSUV「X2」。そのラインナップに加わったBEV「iX2」のステアリングを握り、一新されたクーペライクなフォルムと、システム最高出力306PSを誇る電動4WDパワートレインが織りなす走りを確かめた。
さりげなくBEVに乗りたい人へ
BEV(電気自動車)のモデル展開は自動車メーカーによって異なり、メルセデス・ベンツのように「EQ」と銘打ってICE(内燃機関=エンジン)車と明確に分けているところもあれば、BMWのように同じシリーズにBEVとICE車を設定しているところもある。
実際、BMWでは、BEVのフラッグシップSUVである「iX」を除けば、エントリーモデルの「iX1」からラグジュアリーセダンの「i7」まで、ペアとなるICE車があり、好みやライフスタイルに合わせてBEVとICE車を自由に選べるのがうれしいところだ。
BEVがまだ珍しく、特別なクルマに乗っていることをアピールしたい人にとっては物足りないかもしれないが、さりげなくBEVに乗りたいという人には、こうしたBMWのやり方は受け入れられやすいし、今後、BEVが普及するにつれて、これまでBEVとICE車を区別していた他のブランドも、このスタイルに変わっていくはずだ。
今回試乗したiX2は、iX1と並んで、コンパクトSUVに位置づけられ、ICE版のX2がフルモデルチェンジして2代目となるのを機に、BEV版が登場した。よく見ると、BMWのシンボルであるキドニーグリル内のデザインが異なるものの、遠目にはiX2とX2は区別がつかない。一方、同じコンパクトSUVのiX1や「X1」とは明らかに異なる個性を放ち、先代以上に「SAC(スポーツアクティビティクーペ)」らしさを手に入れたのが、このクルマの一番の魅力ではないかと思う。...