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メルセデスAMG G63ローンチエディション(4WD/9AT)【試乗記】


現代に息づく神話

「メルセデス・ベンツGクラス」のマイナーチェンジモデルが日本に上陸。ご覧のとおり外観はほとんどこれまでどおりだが、中身は時代の要請に合わせてきっちり進化を果たしている。V8エンジン搭載の「メルセデスAMG G63ローンチエディション」を試す。

変わらないことの価値

「あ。乗り心地がよくなっているかも……」

というのが2024年夏、国内発売になったメルセデス・ベンツのアイコン、最新型Gクラスの最高性能モデル「メルセデスAMG G63ローンチエディション」の第一印象だった。2018年に登場した現行Gクラスは第3世代で、1979年の初代とほぼ同じ外観を維持しつつ、中身はフレームも含めて一新、フロントのサスペンションは独立のダブルウイッシュボーンに改められている。最新のGクラスオプションだったアダプティブダンピングが標準になり、G63ではAMGアクティブライドコントロールサスペンションという電子制御の油圧式スタビライザーを採用している。アクティブダンピングシステムにロール制御を加えたこのGクラス初採用のデバイスで、乗り心地とハンドリングの両立を図っているのだ。

とはいえ、大きく変わったわけではない。リアのサスペンションは依然リジッドだし、G63は最高出力585PSの超高性能車ゆえ、スプリングもダンピングもキリリと引き締められている。タイヤは285/45R21という超大径極太偏平で、河口湖周辺の一般道の凸凹路面を通過すると、乗員は上下に揺すられる。車重2570kgの超ヘビー級ボディーの上屋をもってしても、巨大なホイール&タイヤの存在を抑えることは難しい。いわゆるドライブモードのAMGダイナミックセレクトの「スポーツ」「スポーツプラス」はもちろん、「コンフォート」モードでも、快適と申し上げることはちょっとばかしはばかられる。

しかして、それでこそGクラスなのだ。外見からして現代の乗用車のスタンダードの外にある。45年にわたり、「ゲレンデワーゲン」を名乗っていた初代のカタチをかたくなに守り続けているのにはワケがある。継続は力なり。メルセデス・ベンツはGクラスの形を変えないことによって神話を築き、メルセデス・ベンツのアイコンという地位を与えることに成功した。変わらない期間の長さでは「ポルシェ911」や「MINI」を超えている。残るはモーガンのみ!? 不変のデザインは普遍的といってもいいデザインとなり、ご存じのようにその影響はわが国の軽自動車にも及んでいる。...

提供元:webCG

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