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ボルボEX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ(RWD)【試乗記】


ミライへ全振り!

当初の電動化計画を調整すると発表したボルボだが、全EV化に向けての信念はゆるがない。今回は、その象徴ともいえる新世代モデル「EX30」に試乗。首都・東京から古都・京都を目指すロングドライブでの印象を報告する。

新世代電動車で古都に向かう

これは……ミライだ。写真では見ていたものの、実物を目の当たりにするとボルボEX30の発するインパクトは強烈だった。フォルムは確かにクルマなのだが、時代を間違えたかのような異物感がある。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして使われた「デロリアン」がガルウイングなどの付加物で未来感を表現していたのに対し、EX30は無駄を削(そ)ぎ落とすことで時間を超えた価値を見せているようだ。今の感覚では、SF的なイメージはデロリアンより強い。

フューチャリスティックなクルマで向かうのは京都。千年の都に新世代電動車で乗り込むという趣向だ。EX30は、2024年に日本に導入されたボルボの最新BEVである。全長×全幅×全高=4235×1835×1550mmというコンパクトなサイズでありながら、272PSの最高出力で航続距離は560km(WLTCモード)という高性能を誇る。多くの立体駐車場に入る全高ということもあり、日本の道路環境に合わせて開発されたかのような仕上がりだ。

運転席に乗り込むと、SF度はさらにエスカレートする。削ぎ落とし方はさらに徹底されていて、ダッシュボードのスッキリ具合はただごとではない。目に入るのは、センターに配された縦長ディスプレイぐらい。ステアリングホイールはかろうじて残されているが、スイッチ類は見当たらないのだ。スタートボタンすらなくて戸惑ってしまう。試乗前にコックピットドリルの時間が長めにとられていたのは、そういうことだったのか。

ほとんどの操作はディスプレイ画面をタッチすることで行う。ドアミラーを調整するには、ホーム画面から「基本操作」という項目を呼び出さなければならない。面倒なようだが、オーナーは一度設定すれば変えなくてもいいのだから問題はないはずだ。この項目では、ほかにライト関連やレーンキーピングエイド、ワイパーの感度なども設定できる。グローブボックスを開けるボタンまであって驚いた。物理スイッチ復権のトレンドのなかで、潔いほどの徹底ぶりだ。ハザードランプはホーム画面に加えて天井に備わるボタンでも作動させることができ、安全に関わることに関しては2種用意することで万全を期している。...

提供元:webCG

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