ここからが勝負
2022年末で国内販売が終了した「ホンダCR-V」が早くも復活……したのだが、6代目となる新型は水素燃料電池車(FCEV)の「e:FCEV」のみが導入される。なんともマニアックなポジションになってのカムバックだが、果たしてその仕上がりは?
燃料電池システムはGMとの共同開発
ホンダとゼネラルモーターズ(GM)が燃料電池分野での協業を発表したのは2013年のこと。すでに11年の月日がたっている。その間、電気自動車(BEV)や自動運転の分野などにも協業の幅を広げていったのはご存じのとおりだ。うちBEVの側は「アルティウム」バッテリーを用いたGMのプラットフォームを基に開発された「プロローグ/ZDX」でその成果が具体的に見え始めてきたところだが、ようやくFCEVの側にも具体的な動きが表れている。電動パワートレインという視点で見れば、2024年はホンダにとって新たな挑戦の始まりということになるのかもしれない。
そんなわけでホンダにとっては2016年に発売した「クラリティ フューエルセル」以来のFCEVとなる「CR-V e:FCEV」は、GMと共同開発の燃料電池システムを搭載。その生産はミシガン州に合弁で設立したFuel Cell System Manufacturing LLC=FCSMが担当、アッセンブリーはオハイオ州にあるパフォーマンスマニュファクチュアリングセンター(PMC)が担うことになる。PMCという名に覚えのある方もいるかと思うが、ここは直近まで「NSX」の生産を担っていた。手作業の工程に最適化されており、流動的な生産量にも柔軟に対応できることで白羽の矢が立ったのだろう。...