その性能に死角なし
“ベントレーといえば”のW12エンジンに別れを告げ、世代交代とともに、新開発のV8プラグインハイブリッドシステムを手に入れた「コンチネンタルGT」シリーズ。スイスで初試乗してわかった、新型の走りの特徴は?
中身としてはほぼ一新
4WDの高性能スポーツクーペとして2003年に登場したコンチネンタルGTは、超高級グランドツアラーという新たなカテゴリーを創出し、傘下におさめたフォルクスワーゲン グループのもくろみどおりの成功をおさめた。なかでもそのスタイリングにおいては、全く新しいデザインでありながらベントレーらしさと新たなブランドイメージを両立するという離れ業をやってのけた。初代は大傑作だったといっていい。
初代のデビューから20年間、都合3世代のコンチネンタルGTを世に送り出したが、いずれも初代のアイコニックなスタイリングを踏襲し、とりわけ4灯ヘッドライトにはこだわってモデルチェンジを繰り返してきた。
2024年に第4世代へと進化したコンチネンタルGTは、初代のクーペスタイルを踏襲しつつ、特徴であった4灯ライトを諦めて、2灯タイプへと改めている。“虎の目”をほうふつとさせるこのデザインは、ベントレーボーイズ時代のレーシングモデルへと原点回帰するとともに、「バカラル」や「バトゥール」といったフューオフモデルによって示されたブランドの“新たなデザイン方向”を具体化するものでもあった。
基本的なスタイリングは第3世代を踏襲するものの、パーツやコンポーネンツの約7割は新設計であり、特に新開発プラグインハイブリッドのV8パワートレインや完全刷新のシャシー&サスペンションシステム、さらには新設計の400V電気アーキテクチャーなど、中身的にはフルモデルチェンジ級の変貌を遂げている。...