歴史が磨いたプレミアム
英国が誇る高級SUVの雄「レンジローバー」。そのなかでも最上級に位置するグレードが「SV P615」だ。洗練に磨きをかけた最新のレンジローバーは、私たちにどんな世界を見せてくれるのか? 3代目レンジローバーのオーナーを交え、その印象を語り合った。
最上級のなかの最上級
webCGほった(以下、ほった):さて、目の前のレンジローバーSV P615のお値段、ざっくり3000万円。このブランドのなかでもアッパークラスに位置するレンジローバーの、そのなかでもさらに上位にポジショニングされている、「トップ・オブ・ザ・レンジ」です。
宮崎正行(以下、宮崎):い、意外と安いね。
浦野周平(以下、浦野):ムリするなよ。
宮崎:やっぱり分かる? 本当は試乗前からヒザがガクガクと震えてるのよ。埼玉のウチの中古マンション○部屋分だから、ブツけて炎上したら一家離散。
浦野:2部屋で3000万円か。それこそ安いな!
宮崎:……それにしても、なんとも覚えにくい名前だなあ。SV P615。どういう意味なの?
ほった:“SV”はスペシャル・ビークルの略、“P615”は最高出力615PSのガソリンエンジン搭載車を意味することになってます。おおまかに現行レンジのグレード構成を説明すると、まずバリエーションは4種。下から順に「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」、そしてスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が手がけるSVと。SVOというのは、JLR内で高性能モデルの開発やビスポークサービスなどを担う特殊部隊ですね。限定モデルを除くと、ラインナップで最も豪華な装備を誇るのが、今回試乗してもらうSVです。
宮崎:僕は当て馬、もとい当てプアマン的な?
ほった:そんなことは言ってませんが……。
浦野:が?
ほった:そのようなものと認識していただいてもかまいません。
一同:言ってるし!(笑)
浦野:まがりなりにも僕は白亜の3代目「レンジローバー ヴォーグ」の現役オーナーだからね。レンジのなんたるかはだいたい分かっているつもりよ。税金が高いとか、維持費が高いとか、高い車高が下がったまま上がらなくなるとか。
宮崎:話が長くなりそうだな。
浦野:常にコストと妻のはざまで苦悩していることも……。
ほった:まあまあ、このハイエンド感あふれるSV P615に乗れば、きっと元気が出るはずですよ。
宮崎:そして試乗後、今日ここまで乗ってきた自分の2006年式レンジの運転席に戻ったときに「ガックシ!」という予定調和(笑)。...