“旅バイク”の新しい選択肢
スズキがリリースした新型のロードスポーツモデル「GSX-8R」。このマシンが体現する「スポーツバイクの新しいカタチ」とは? 見てカッコよく、ツーリングも快適にこなし、そしてもちろん文句なしに速い! 新時代の万能スポーツツアラーの魅力に触れた。
どうしたスズキ!
早朝の東京を出て約100km離れた静岡県裾野市へ向かう。現地で合流したwebCG編集部のHさんが、開口一番、「乗ってきたバイクが、スズキGSX-8Rだったんで楽ちんでした!」。
「なにを大げさな」とそのときは思ったけれど、実際に8Rを試乗してみて納得しました。なるほど。このバイク、究極の「ハイスピード安楽ツアラー」ですね!
スズキGSX-8Rは、今年(2024年)の初頭に発売されたスポーツバイク(参照)。言うまでもなく、先行して市場に投入されたネイキッド版「GSX-8S」にフルカウルを与え、ハンドルをセパレート化したモデルだ。サスペンションは、KYBからショーワに変えられている。価格は、GSX-8Sの106万7000円より7万7000円高い114万4000円。
ネイキッドの8Sとフルカウルの8Rの間で、基本的なフレームやエンジンに違いはない。特徴的な縦型2灯のLEDヘッドランプも共通だ。装備面も同様で、両者とも電子制御スロットルシステムを採用し、3種類のドライブモード(SDMS)、トラクションコントロール(STCS)、そしてシフトアップ/ダウンどちらにも対応する双方向クイックシフトを備える。過不足ない装備といえる。
それにしても、GSX-8Rを目にした多くのスズキファンの人たちは、先の8Sが登場したときと同じ感情を抱いたことでしょう。「どうしたスズキ! こんなに誰が見てもカッコいいバイクを出すなんて!!」...