見事なまでの二刀流
「レクサスLBX」に新グレード「MORIZO RR(モリゾウ アールアール)」が登場。その心臓部にはなんと「GRヤリス」譲りの1.6リッター3気筒ターボエンジンを搭載。最高出力304PSを発生する高級ホットハッチである。発売を前にサーキットで仕上がりをテストした。
その気になればサーキットで楽しめる
2023年は全世界で82万台以上を売り上げたレクサス。対前年比32%増というとっぴな数字が示すとおり、コロナ禍や半導体不足に起因した供給不足の解消が販売増の主因であることは間違いない。2024年はさすがにそのリバウンドもあるだろうが、ハイブリッドパワートレインの販売好調に加え、ニューモデルの投入も手伝って、他ブランドにも増しての上げ潮基調といっても間違いないだろう。
このうち、日欧で販売のけん引を期待されるのが、最も小さいクロスオーバーとなるLBXだ。ドイツの御三家では利ざやを取ることが難しくなってきているコンパクト系のセグメントで、それこそハイブリッドパワートレインを武器に小さな高級車という難しい企画に挑戦している。ちなみに日本市場ではこの1〜6月の販売台数が1万台超えと、今のレクサスでは最も売れているモデルとなっている。
そのLBXに新たに加わったグレードがMORIZO RRだ。2024年1月の東京オートサロンでお披露目されたコンセプトモデルが日の目を見たかたちとなる。ベースモデルは7月18日に受注を開始したが、表皮色や配色、シートベルトやステッチ色、キャリパー色などを希望に沿ってオーダーできる“ビスポークビルド”については、当初は100台の限定で、7月31日まで申し込みを受け付け、その後に抽選となる予定だという。
小さいながらも上質なしつらえとドライブフィールを併せ持つといったLBXの成り立ちはそのままに、「GRヤリス」や「GRカローラ」で培ったソリューションを組み合わせて大人のスポーツコンパクトに仕上げた……と、MORIZO RRのプロファイルをざっと記せばそんな感じだ。その気になればサーキットランを楽しめるポテンシャルを有しながらも、街なかからワインディングロードまで、ストリートを気持ちよく走れる、そんなキャラクターを意識したという。...