もっと話を聞かせてくれ
「DS 3」の最新モデルには対話型生成AIのChatGPTが搭載されている。世の中を変えるかもしれないなどとうたわれるテクノロジーだが、果たして自動車との相性はどうか。カーナビの設定を試したり、料理のレシピを聞いたりしてみた。
『ナイトライダー』が現実に
DSオートモビルが、すべてのモデルにChatGPTを搭載すると発表した。これは、自動車ブランドとしては日本で初めての取り組みだという。というわけで早速、「DS 3オペラBlueHDi」をお借りして、ChatGPTを試してみた。
ご存じの方も多いように、ChatGPTとはOpenAI社が開発した対話型の生成AI(Artificial Intelligence)で、膨大なデータを学習することでさまざまな質問に迅速かつ的確に答えてくれるのが特徴だ。DSオートモビルの資料には、「ドライブで訪れる旅先の土地・歴史、あるいは夕食の献立やレシピを尋ねたり、何気なく思い浮かんだ疑問を質問したりすることが可能になり、ドライバーにとっての新たなパートナーとなります」とある。
DSオートモビルの各モデルはすでに、ボイスコントロール機能やコネクテッドナビゲーションを組み合わせた「DS IRIS(アイリス)システム」を装備している。ここにChatGPTを組み込むことで、音声による操作でカーナビや空調を設定するだけでなく、対話をする相棒になってくれるというのだ。前述したようにChatGPT自体はOpenAI社が開発したものだが、DSオートモビルは、音声認識のプラットフォームに米国シリコンバレーに本拠を構えるSoundHound AI社のものを用いているという。
こうした事前情報を知って、アメリカのドラマ『ナイトライダー』が現実のものになったということではないか、と胸アツになる。夢のスーパーカー「ナイト2000」に搭載された人工知能の「K.I.T.T.(キット)」は、ドライバーのマイケルに的を射たアドバイスを送り、時には熱くなりすぎるマイケルを諭し、そして時にはジョークを飛ばした。ついに、アレに乗る時代になったのか。ChatGPTとのドライブはどんなものになるのか、わくわくしながらDS 3オペラBlueHDiのドアを開ける。...