こう見えてフレンドリー
フルモデルチェンジした「BMW X2」が上陸。まずは2代目のエントリーモデルに位置づけられるガソリンエンジン車「X2 xDrive20i Mスポーツ」をロングドライブに連れ出し、大きく変貌を遂げた内外装の仕上がりと走りの進化を確かめた。
クーペらしいたたずまい
ご存じのとおり、BMWは自社のSUVを、「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」、または、「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と呼んで他と差別化を図っている。SUVらしい存在感のあるデザインが特徴のSAVに対して、エレガントなルーフラインを持つクーペスタイルが魅力なのがSACで、SAVはモデル名が“X+奇数”、SACは“X+偶数”というのもすっかりおなじみである。
X2は、コンパクトSUVクーペにあたるモデルで、初代がデビューしたのは2018年のこと。SUVとしては低めの全高を特徴としていたが、ルーフラインを見るかぎり、それほどクーペらしくないというのが正直な感想だった。
そんなX2が2023年10月、フルモデルチェンジにより2代目に進化した。初代から一変して、伸びやかなファストバッククーペスタイルを採用。SACの名にふさわしい変身を遂げたのが、この新型の一番のハイライトではないだろうか。
リアオーバーハングが伸びたこともあり、新型X2の全長は旧型に対して180mm拡大して4555mmに。全高も40mm増えて1575mmになり、残念ながら“日本の一般的な機械式駐車場にも収まるボディーサイズ”という初代の特徴は受け継がれなかった。
しかし、新旧どちらのデザインが好きかと聞かれれば、私なら迷うことなく新型と答えるだろう。...