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【武豊日記】今度こそは極上の切れ味を体感したい


ダービーのシュガークンは健闘の7着。菊花賞優勝からグイグイと力をつけていった兄キタサンブラックも、ダービーは14着でしたから、現状の力は出し尽くした結果と思います。偉大な兄と同じ成長を期待しています。

勝ったのはダノンデサイル。横山典弘先輩に、最年長ダービー制覇(56歳3ヶ月4日)の記録を見事に塗り替えられました。ボクが来年勝ったとしてもこの数字には届かないわけで、高い目標を設定していただいたと感じています。

「長く質の高い仕事をしている人はやっぱり違う」

発売中のNumberのダービー特集号のインタビューで、皐月賞のゲートイン寸前のタイミングでダノンデサイルの歩様の微妙な違和感に気付いて競走除外を申し出たノリさんの行動について、

「本当にすごい英断でした。ノリさんだからできたこと。クラシックの大舞台であそこまで行っていたら、少々のことには目をつむってでも出たいというのがみんなの本音ですよ。あの場面でやめるという判断は、まぎれもなく人馬の安全を最優先したということ。悔しい気持ちを奥にしまって、馬の最終的な代弁者として騎手の仕事を全うしました。やめたことで次のダービーで良くなって出てくる可能性は低くないはずです。長く質の高い仕事をしている人はやっぱり違うと思いました」と答えているのですが、この文をノリさんも読んでくれていたようで、今朝会ったときに喜んでもらえました。ボクもうれしかったので、長々と引用させてもらいました。

今週は安田記念です。初めて乗った前走で結果を出せなかったので、この連続騎乗は意気に感じるものがあります。前走は本来の走りではなかったと思うので、今度こそは極上の切れ味を体感したいものです。ボクが一番期待しています。

提供元:競馬のおはなし

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