クルマ好きも そうでない人も
コンパクトSUVの本場、欧州でも活躍する「トヨタ・ヤリス クロス」。デビューから2度目の改良を受けた最新版は、従来型からどのような進化を遂げているのか? スポーティーな「GRスポーツ」を借り出し、あらためてその実力を検証した。
そろそろ大きな改良があっても……
トヨタ・ヤリス クロス(とヤリス)は、この2024年1月に一部改良を受けた。日本における発売時期は、ヤリスが2020年2月、ヤリス クロスが同年8月だったが、以降の改良は両車ほぼ同時期に実施されている。発売から約2年経過時に実施された前回の改良(参照)は、装備やグレード、カラーの見直し程度だったが、それと合わせて、今回の試乗車でもあるGRスポーツが新グレードとして追加された。
今回は国内発売から4年近くが経過=5年目をむかえる時期での改良なので、場合によっては外観デザインの大きめの手直し=フェイスリフトを施してもいい時期ではある。しかし、ヤリス、ヤリス クロスともに世界的に好評なのか、今回の改良も前回よりは広範囲だが、かといってフェイスリフト、もしくはマイナーチェンジと呼ぶほどの規模や内容でもない。
具体的な改良点は、ヤリス クロスでいうと、アッパーグリルのパターンをよりSUVらしい粗目の力強いデザインに変更、上級グレードにフロントソフトアームレスト(収納付き)を追加……といったところだ。さらに、ヤリスと共通の改良点として、メーターパネルの7インチTFTカラー液晶化、最新のディスプレイオーディオの採用、そして先進運転支援システム(ADAS)のアップデートもなされた。またサブスクリプションサービス「KINTO」の専用グレードとして、「U」が新設されている。
もっとも、今回の試乗車であるGRスポーツにかぎっては、改良前との外観のちがいは基本的にない。というのも、前記のアッパーグリルが、GRスポーツはもともとGR専用のメッシュデザインになっているからだ。...