ヒマラヤから世界へ
ロイヤルエンフィールドのアドベンチャーモデル「ヒマラヤ」が、いよいよフルモデルチェンジ。おひざ元であるインドの山岳地帯で試乗した新型は、素性のよさを確かに感じる、グローバルなアドベンチャーモデルへと進化を遂げていた。
“ヒマラヤらしさ”はそのままに
すべてが新しくなったのに、そこここにヒマラヤらしさがある。それが、新型ヒマラヤの試乗を終えての感想だった。
エンジンをかけた瞬間から、なにもかもがスムーズでジェントル。出力が20%ほどダウンする標高2000〜3000mという高地での試乗だったが、4000rpmも回せばワインディングでスポーツライディングが楽しめるほどに、エンジンパフォーマンスは高い。すべてが新しくなったエンジンは、最高出力は約60%増しの40PS、その発生回転数は約25%高い8000rpmと、旧ヒマラヤと比べると大幅なパワーアップと高回転化を実現している。したがって、各ギアでレッドゾーンまで引っ張れば、胸のすくような加速をみせる。一方で、最大トルクも約25%アップの40N・mまで引き上げられており、かつその約90%を3000rpmで発生させられる。このトルク特性を生かせば、回転を引っ張らずに早め早めにシフトアップしていくこともできるし、そうしてトルクに乗せて加速していくほうが、実のところ気持ちよく、速い。
また、そのエンジンをフレームの一部として利用する新しいツインスパーフレームも軽量でコンパクト。長いスイングアームを確保しながら、前後重量配分48:52というほんの少し後ろ寄りの重心とするために、ホイールベースは1510mmと旧ヒマラヤから45mmも延ばしている。ホイールベースが延びたことでハンドリングはゆったりとなったが、それはロングツーリングやオフロード走行といった、あらゆるコンディションで使用されるアドベンチャーモデルとしては好感が持てるフィーリングだ。...