この燃費は骨身にしみる
「レクサスRX」に追加設定された2.5リッター直4ハイブリッドを搭載する、4WDの「RX350h“バージョンL”」に試乗。RXのラインナップにおけるど真ん中にして本命の呼び名も高い“プラグインじゃないほうのハイブリッド”の走りを確かめた。
大本命がついに登場!
このRXに新たに追加されたモデルは、車名数字から想像されるように、2.5リッター自然吸気エンジンの「A25A-FXS」を核とするシリーズパラレルハイブリッドを搭載する。2.5リッター直4ハイブリッドといえば、レクサスおよびトヨタではミドルクラス以上の定番中の定番パワーユニットだ。厳密には各車でユニットや電池、エンジンチューンなどに細かいちがいはあるのだが、日本で販売中のものだけでも、レクサスでは「NX」や「ES」、トヨタなら「ハリアー」に「RAV4」「クラウン」「アルファード/ヴェルファイア」「カムリ」が同系列のパワートレインを使っている。
いろいろなところで報じられているとおり、RX350hそのものは、北米などでは現行RXの導入当初からラインナップされている。ただ、新しいRXが2022年6月にグローバル発表された当時は、半導体や部品の不足による新車供給難の真っただ中。市場の混乱を避ける意味もあって、日本ではあえて導入を遅らせた……というのが真相のようだ。
振り返ってみれば、このRX350hの直接的に前身といえるモデルは、先代RXには存在しない。それもあって、日本市場では車格をイメージしやすい「RX500h」(先代では「RX450h」相当)と「RX350」(同じく「RX300」)、そして新時代を象徴するプラグインハイブリッド車(PHEV)の「RX450h+」を優先したのだろう。
しかし、このRX350hは新しいRXでは純エンジンのRX350とならぶエントリーモデルの位置づけであり、FFなら20km/リッターの大台を超えるWLTCモード燃費は現行RXで最良。ガソリン価格高騰の昨今は、この燃費はとくに骨身にしみる。というわけで、このRX350hには「RXの大本命、ついに登場!」と銘打ちたくなるところである。...