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【年代別】「子どもの話す力」を伸ばす“親子の習慣”


Photo: Adobe Stock
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子どもたちが生きる数十年後は、いったいどんな未来になっているのでしょうか。それを予想するのは難しいですが「劇的な変化が次々と起きる社会」であることは間違いないでしょう。そんな未来を生き抜くには、どんな力が必要なのでしょうか? そこでお薦めなのが、『世界標準の子育て』です。本書は4000人を超えるグローバル人材を輩出してきた船津徹氏が、世界中の子育ての事例や理論をもとに「未来の子育てのスタンダード」を解説しています。本連載では、船津氏のこれまでの著書から抜粋して、これからの時代の子育てに必要な知識をお伝えしていきます。

「年齢別」話す力のトレーニング

これまでの連載で、子どもの「話す力」の重要性をお伝えしてきました。「話す力」を伸ばすことで、「思考力」をはじめとした様々な能力を育むことができます。

今回は、この「話す力」を伸ばすための取り組みをご紹介します。対象年齢は幼児から小学生です。

3〜5歳:ごっこ遊び・おままごと

子どもが小さい時には、「ごっこ遊び」や「おままごと」が話す力を伸ばします。

ヒーローごっこ、お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ、運転手さんごっこ、お母さんごっこ、お父さんごっこなど、自分以外の誰かを演じることで、それぞれのキャラクターに合った言葉づかいや態度を練習できるのです。

たとえばファミレス屋さんごっこをすると、「いらっしゃいませ。2名様ですか? ご注文はお決まりでしょうか?」など、習ったこともない敬語を使いこなすようになります。

4〜5歳以上:創作話

もう一段階上の取り組みとしては、オリジナルの創作話をすることです。

一から作るのは難しいですから、既存の物語の「続き」を作ることから始めるとよいでしょう。

たとえば「桃太郎」の続きを話してもらう。「シンデレラ」の続きを作ってもらう、といった具合です。

また、既存の物語の結末を変えるという方法でも、想像力をおもしろおかしく言葉で表現する力を身につけることができます。

5〜6歳以上:人形劇・紙芝居

次の段階は、家にあるぬいぐるみや人形を使った人形劇です。子どもが知っている話でも、創作話でも、何でも構いません。

ぬいぐるみや人形に役を与えて、セリフを言い合います。子ども一人でもできますが、親が一緒にやってあげるとよりよいでしょう。

たとえば「浦島太郎」を人形劇で演じてみる。

カメのぬいぐるみがなくても大丈夫です。手元にあるぬいぐるみがうさぎであれば、うさぎを使ってやってみてください。また太郎役もスーパーヒーローの人形でかまいません。

仮面ライダーとうさぎで「浦島太郎」を演じれば、話がどんどん飛躍していっておもしろい結末になるかもしれません。

家庭に紙芝居があれば、子どもに紙芝居をやってもらうのも「話す力」を伸ばすよいトレーニングです。

紙芝居がない場合は、絵本の絵だけを見て創作話を作ることもできます。昆虫図鑑や動物図鑑の写真を見ながら話を作ることもできるでしょう。

紙芝居遊びをやると、感情を込めて文章を読む、あるいは言葉を発する練習をすることができます。紙芝居がわからないという子どもには、親が見本を見せてあげます。

YouTubeなどで「紙芝居」と検索してみると動画が見つかりますが、子どもは驚くほど興味を持ちます。

小学校高学年以上:ディベート・討論

10歳くらいになってくると、子どももある程度高度な思考ができるようになります。そこで、その日のニュースや新聞記事などからトピックを見つけて、親子で「賛成」「反対」に分かれてディベートをしてみます。

最初は子どもに「賛成」か「反対」かを選ばせてください。

たとえば「英語の教科化についてどう思う?」という議題で話をする時、まずはそのトピックについて説明します。そして、子どもが「勉強しなければいけない教科が増えるから反対」と言えば、親は「グローバル化が進んでいるから賛成」と、逆の立場から反論していくのです。

ディベートのポイントは「賛成」「反対」、両方の立場から議論できるようにすることですが、最初は子どもが選んだ立場で立論できるように練習します。

子どもがディベートに慣れてきたら、自分の考えとは反対の立場でも議論させてみるのです。話す力はもちろん、論理思考やクリティカルシンキングを伸ばすことができます。

参考までに、ディベートのトピックは次のようなものです。

小学校高学年以上:落語・漫才

最後におすすめしたいのが落語です。落語は高度な話芸で、座布団の上に座り、一人で何役も演じ、さらには限られた身振り手振りと小道具だけで世界観を作ります。

やってみると、実は子どものほうがストーリーを覚えるのも、話し方をマネるのも得意です。寄席や独演会、子ども向けの落語絵本、子どもが落語を学べる教室やワークショップなども開催されています。

また最近は漫才も優れた学習ツールとして注目されています。松竹芸能は2012年より「笑い」と「教育」を掛け合わせた「笑育」メソッドの開発に取り組んでいます。

漫才作りをカリキュラム化することで、コミュニケーション力やプレゼンテーション力など、これからの時代に求められる能力を育てようという試みです。

漫才のネタ作りには斬新な発想や表現力はもちろん、語彙力、物事を論理的に伝える力、コンビの互いのよさを引き出す力など、実に高度で複合的な力が必要になります。

「人を笑わせることが好き」という子どもに漫才を本格的に習わせて「話術」に磨きをかければ、将来お笑い界のスーパースターに化けるかもしれません。

(本原稿はToru Funatsu著『すべての子どもは天才になれる、親(あなた)の行動で。』から一部抜粋・編集したものです)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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