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ベントレー・フライングスパーS V8(4WD/8AT)【試乗記】


長期政権の予感

ベントレーの旗艦「フライングスパー」に伝統の「S」が登場。ベントレーがその名を与えた以上、全長5.3m級の巨大なサルーンであってもドライビングフィールはまぎれもなくスポーツセダンだ。4リッターV8ツインターボモデルの仕上がりを試す。

やり過ぎないのがベントレー

ベントレーといえば、珠玉の12気筒エンジンの2024年4月をもっての生産終了が公表された。ということは、現在ある「マリナーW12」、および同エンジン専用モデルだった「スピード」も、必然的に販売終了になるわけだ。

そんな12気筒の行く末を見据えてか、ベントレーはこの2023年モデルから、今後も当面は継続生産される4リッターV8ツインターボと、今後の主力となりそうなプラグインハイブリッドの2機種に、新しくSを追加した。今回の試乗車はフライングスパーだが、同様のSは「ベンテイガ」や「コンバーチブル」を含む「コンチネンタルGT」にも用意される。

公式プレスリリースによれば、Sは「ドライビングパフォーマンスとビジュアルプレゼンスを重視した」モデルだそうだ。さらに、同じフライングスパーでも「快適性を重視するお客さまには“ウェルビーイング・ビハインド・ザ・ホイール”のコンセプトを掲げる『アズール』がおすすめ」で、Sは「視覚・聴覚・触覚を刺激するドライビングを体験したいお客さまにぴったり」だと記される。

ちなみに、フライングスパーを含む各ベントレーにはそのアズールやSのほか、“ビスポーク(≒オーダーメイド)”の土台となる素モデルや、より派手めなラグジュアリー観を表現した「マリナー」も残される。

そんななかで、Sはスポーツモデルに相当すると理解して間違いないだろう。かといって、その手法は某国のMやAMGのような庶民派(!?)とは異なり、動力性能を強引に上乗せしたり、内外装をことさら武骨に飾り立てたりはしない。

フライングスパーでS専用となるのは「スポーツエキゾースト」の設計変更によるエンジンサウンドと大径22インチホイールの標準化、エクステリア細部のグロスブラック化、中央の起毛仕上げの「ダイナミカ」生地を使った専用形状のシート……といったところらしい。...

提供元:webCG

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