• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)

シトロエンC3(FF/6AT)【試乗記】


個性的とはこういうことだ

ユニークな顔つきが印象的なシトロエンの新型「C3」。特別に速くもなければ、豪華なわけでもない。しかし小型実用車としての基本は外さぬ、フランス車らしい実直さに満ちていた。日本試乗向けのプリプロダクションモデルに試乗した。

ぴっちりスーツではないがジャージでもない

シートが柔らかい。こういう些細なことが記憶の箱のふたを開けることがある。しっかりとした反力を予想して腰を落としたけれど、思いの外柔らかくお尻が沈み込んだ時の小さな驚き。ふかっとソフトに沈む大ぶりのシートクッションの感触は、どこか昔のシトロエン、それも「BX」以前の車を思い起こさせる。「C4カクタス」のシートもソフトだったが、このC3のほうが懐かしい。もうこれだけで、この車が他とは違う場所にいることが分かる。また走りだす際にも停まる時もヨイショ、という具合にひと揺れする。近頃では珍しいぐらいコンプライアンスがたっぷり取ってあるようだ。最近はコンパクトカーであってもとにかくスポーティー路線で引き締まった足まわりを持つ車ばかり、特に輸入車はわざわざスポーツサスペンションを日本仕様の標準にするものも少なくない中、こういうのどかな足まわりに接するとどこかホッとする。皆が皆、筋肉質な体の線をアピールするかのようなきっちりタイトなスーツを着たいわけではないのだ。といってもだらしないルーズさでは決してない。ちょうどいい遊びというか余裕があり、着ていて楽チンなトレーナーのような心地よさである。

無論ボディーが頼りないということもない。いったん走りだせばしっかりした骨格は明らかで、緩やかにジワーッとロールしながら荷重がかかると、そこからがシトロエンの真骨頂と言うべきか、執拗(しつよう)に路面を捉え続ける頼もしさがある。ラフな路面を突破しても当たりは柔らかだが芯はしっかり、ガチガチに固めているわけではないのにへこたれない。まさに柳に雪折れなしの風情である。...

提供元:webCG

オリコントピックス

求人特集

求人検索

  • オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう