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マツダMX-30ロータリーEV【開発者インタビュー】


マツダブランドの象徴

新型ロータリーエンジンを搭載する「マツダMX-30」の詳細が発表された。日本での正式名称は「MX-30 Rotary-EV(ロータリーEV)」。新しいパワーユニットの特徴と、ロータリー復活への意気込みを、開発に携わったキーマンに聞いた。

分類はあくまでPHEV

マツダの伝統工芸(?)ともいえるロータリーエンジン(以下、ロータリー)を発電専用として使うプラグインハイブリッド車(PHEV)として生まれたMX-30ロータリーEVの企画開発を担当したのが、主査の上藤和佳子さんだ。MX-30といえば企画開発から発売までをマツダ初の女性主査だった竹内都美子さん(現在は執行役員)がつとめたが、今は上藤さんがその後を継ぎMX-30プログラムを率いている。

「MX-30はマツダの電動化戦略をリードするモデルとして、マイルドハイブリッド車(MHEV)、バッテリー電気自動車(BEV)、そしてPHEVの3本柱を用意することは、早い段階から決まっていました。ですので、MX-30のプラットフォームの基本設計は他の商品群と共通ですが、床下にバッテリーを積むために専用に強化しています」

マツダがロータリーを発電に使う電動化モデル構想を明かした2018年当時、レンジエクステンダーEV(RxEV)、PHEV、そして通常のハイブリッド車(HEV)の3種類を開発するとしていた。そのなかで最初にカタチになったのが、ご覧のようにPHEVである。

2025年にはHEVも発売予定というが、いっぽうでRxEVについては2021年に「開発中止」とされたことが明らかになっている。RxEVとは、一般的にはエンジンがあくまで補助電源装置に徹するクルマのことを指す。さらに、バッテリーが底をつくまでエンジンは作動せず、燃料満タンでのHEV航続距離も、一充電あたりのBEVとしてのそれを超えてはならない……というのがRxEVの定義だ。

RxEVはもともと、米カリフォルニア州のゼロエミッションビークル法で、よりBEVに近い形態としてPHEVやHEVより優遇される形式として定義された。つまり、RxEVは技術的な必然性というより、政治的につくられた形態ともいえるわけだ。そんなRxEVは今や世界的にもうま味のある形態ではなくなっており、多くのメーカーが開発や販売から手を引いている。

繰り返しになるが、今回のロータリーEVも、エンジンが発電に徹するシリーズハイブリッドという形式はRxEVにも似るが、分類はあくまでPHEVである。...

提供元:webCG

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