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BMWアルピナXB7(4WD/8AT)【試乗記】


仕事きっちり

独立した自動車ブランドとしてのアルピナの歴史が間もなく終わろうとしている。残された時間を考えると、先ごろマイナーチェンジモデルが登場した「XB7」は、おそらく最終版となるに違いない。アルピナ最強のV8エンジンと珠玉の足まわりを心ゆくまで味わってみた。

その日まで

アルピナ・ブルクハルト・ボーフェンジーペンGmbH+Co.KGがそのブランドをBMWに譲り渡すとのニュースが届いたのは、2022年春にアルピナXB7に試乗したちょうど同じ時期だった。2025年末でこれまでのアルピナとBMWの関係は終わりを告げる。その後アルピナはどのような道を選ぶのか、BMWがアルピナブランドをどう扱うのか、その先のことはまだ明らかになっていない。もうこれまでどおりにはいかないのに、今ここで新しいXB7を発売するの? と思う人がいるかもしれないが、幕引きを迎えるその日まできっちり予定どおりにビジネスを遂行するらしく、この後もLCI(ライフサイクルインパルス)と称するマイナーチェンジモデルが発売されるという。したがって、上下2分割のランプユニットを備えたアグレッシブなフェイスが特徴の新しい「X7」をベースにしたXB7をはじめ(車種によって事情は異なるというが)アルピナはまだまだ注文を受け付けている。

繰り返しになるが、アルピナ(正式社名は創業者の名前を冠したアルピナ・ブルクハルト・ボーフェンジーペンGmbH+Co.KG。車名にはBMWアルピナとBMWがつく)は、「BMW 1500」用のキャブレターの開発からスタートし、歴代のBMW各車をベースに極めて端正で高品質かつ高性能なセダンとクーペ、さらにSUVをつくり続けてきたユニークな自動車メーカーである。BMW Mやメルセデス・ベンツのブランドのひとつとしてグループ企業となっているメルセデスAMGとは異なり、現在に至るまでアルピナはBMW本体との資本関係を持たず、それでいながらBMWとの深い協力関係を維持しているのが特徴的だ。年間生産台数は現在もわずか2000台程度。自動車界の激変期にあって、事業継承先にBMWを選んだのはもうすぐ60年になる歴史を考えれば当然のことだろう。ブランドを買い取りたいと手を挙げたメーカーは多数あったというが、そのなかには日本メーカーもあったと聞く。...

提供元:webCG

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