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「不幸の宝くじ」である保険は、損をすることに意味がある金融商品


「幸福」を3つの資本をもとに定義した前著『幸福の「資本」論』からパワーアップ。3つの資本に“合理性”の横軸を加味して、人生の成功について追求した橘玲氏の最新刊『シンプルで合理的な人生設計』が話題だ。“自由に生きるためには人生の土台を合理的に設計せよ”と語る著者・橘玲氏の人生設計論の一部をご紹介しよう!

リスクを過大に評価するというバイアス

イラスト : suiro/ PIXTA(ピクスタ)
イラスト : suiro/ PIXTA(ピクスタ)

人間には、株式のような「帳簿上の資産」よりも、目の前にあって所有権がはっきりしている資産を高く評価するという強固な心理的バイアスがある。だからこそ、REIT(不動産への分散投資)よりもマイホームを、債券よりも金庫のなかの現金を、金のETF(上場投資信託)よりも金の延べ棒をもちたがる。

それに加えて、リスクを過大に評価するというバイアスもある。これが生命保険を合理的に評価できなくなるいちばんの理由だ。

保険に入るかどうかを考えるうえでもっとも重要なのは、それが「不幸の宝くじ」だと理解することだ。死亡したり、事故にあったり、病気になるなど「ヒドいこと」が起きると、保険金という「賞金」を受け取ることができる。

宝くじでは、儲かるのは胴元とごく少数の幸運な当せん者だけで、大半の参加者は損をする。それと同様に、「不幸の宝くじ」である保険への加入も損をすることが前提になる。しかし保険会社は、この事実を強調すると誰も加入してくれなくなるので、なんとかして「生命保険で得をする」というイメージをつくろうとする。これがすべての誤解の始まりだ。

保険はそもそも、損をすることに意味がある金融商品だ。加入期間中に保険金を受け取らないというのは、その間、死んだり病気になったりという「ヒドいこと」が起こらなかったのだから、喜ぶべきことなのだ。

ここから、保険に加入するときのきわめてシンプルな原則がわかる。

@ 損をすることが前提なのだから、必要最低限の保険にしか加入しない。
A 保険を選ぶときに重要なのはコストだけ。保険金に対してもっとも保険料の安いものを選ぶ。

※この記事は、書籍『シンプルで合理的な人生設計』の一部を抜粋・編集して公開しています。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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