レコードブレイカー
2023年モデルとして導入がスタートした3列シート8人乗りの「ランドローバー・ディフェンダー130」に試乗。5人乗りの従来型「90」や7人乗りの「110」との違い、そして330mm延長された全長がもたらす広々とした室内空間の特徴をリポートする。
いちばん部屋の大きいディフェンダー
3列シート8人乗りのディフェンダーが“130”である。110のリアオーバーハングを33cm延長して、サードシートを2人掛けから3人掛けに変更している。
ディフェンダーのモデル名である90、110、130といった数字は、初代ディフェンダーではインチ表示のホイールベース長を表していた。しかし、現行モデルだとインチ(2.54cm)を掛け算してもホイールベース長とは符合しない。しかも110と130のホイールベース3020mmは同寸だ。
初代の130は110の後ろに荷台を増設した貨客両用車だったから、ラダーフレームのホイールベースを延長する必要があった。その点、こんどの130は3列目シートまわりの空間を増やすだけだから、モノコックボディーのホイールベースまで変えるには及ばずということだろう。110と130の違いに、新旧ディフェンダーのキャラクターの違いがはっきりみてとれる。
日本に導入される新型130は「D300」のみ。すなわち、マイルドハイブリッドの3リッター直列6気筒ディーゼル一択である。いちばん部屋の大きいディフェンダーだから、全グレード、オーバー1000万円で、電子制御エアサスペンション、スライディングパノラミックルーフ、11.4インチディスプレイ、4ゾーンクライメートコントロールなどを標準装備する。試乗したのは1142万円の「X-DYNAMIC HSE」である。...