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【名医が教える】脂っこい食事は、がんのリスク要因となるか?


Photo: Adobe Stock
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「1日3食では、どうしても糖質オーバーになる」「やせるためには糖質制限が必要」…。しかし、本当にそうなのか? 自己流の糖質制限でかえって健康を害する人が増えている。若くて健康体の人であれば、糖質を気にしすぎる必要はない。むしろ健康のためには適度な脂肪が必要であるなど、健康の新常識を提案する『ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい』(萩原圭祐著、ダイヤモンド社)。同書から一部抜粋・加筆してお届けする本連載では、病気にならない、老けない、寿命を延ばす食事や生活習慣などについて、「ケトン食療法」の名医がわかりやすく解説する。

ケトン食は、医療の正式な治療手段の一つ

ケトン食は、日本においても2016年4月から厚生労働省より、「特別食加算」の対象として、難治性てんかんの患者さんに対して認められた治療食になりました。

正式には「グルコースに代わりケトン体を熱量源として供給することを目的に炭水化物量の制限と脂質量の増加が厳格に行われたもの」という定義です。

つまり、ケトン食は、よくある代替療法でもなければ、サプリメントのような存在でもありません。立派な治療手段の一つなのです。よく、病気になると、食事と運動を見直すということが言われます。その際に、ぜひとも、検討すべき方法の一つなのです。

ケトン食療法は、現代の高度な治療と併用すれば、よりよい効果が期待されるだけでなく、アンチエイジングなどの予防効果・健康増進効果も十分に期待できます。

MCTオイルとケトンフォーミュラ

従来のケトン食療法は、脂質の割合が高いものでした。

しかし、もっと簡単にケトン体を誘導できるようにならないかという先人の努力の結果、使われるようになったのが「中鎖脂肪酸(MCT)」です。

これは、主にパームオイルやココナッツオイルに含まれ、乳製品や母乳にも含まれています。中鎖脂肪酸は、そのまま細胞内のミトコンドリアの中に入り、素早くエネルギーとなります。

この中鎖脂肪酸を食品にしたのが「MCTオイル」です。MCTオイルは、ケトン体に変換されやすく、現在はスーパーマーケットなどで購入できるようになりました。

ただ、MCTオイルには問題があります。純粋なものをそのままとると、胃酸で加水分解され、胃粘膜が刺激されてお腹が痛くなることがあるのです。特に空腹時には注意する必要があります。

そこで、私たちが大人のがん治療用に開発したのが「ケトンフォーミュラ」という食品です。これは、空腹時に摂取しても、胃腸への刺激が少ないという特長があります。ケトンフォーミュラについては、大阪大学医学部附属病院で健康な成人男子に摂取してもらい、ケトン体誘導効果を確認し論文発表もしています。

具体的には、紙パックに入っていて、見た目は粉ミルクを溶かしたようなもので、ケトン食に不足しがちなビタミンやミネラルも補充できます。この研究内容については、後ほど説明します。

脂肪の摂取は、がんの発症に影響はない

こんなに脂っこい食事をとると、逆に体によくないのでは? がんの再発に関係してくるのではと、みなさんもなんとなく思っているのではないでしょうか。しかし、実際は、そうではないのです。

従来、がんの発症には、一般的に脂肪分の過剰摂取が大腸がんや乳がんの最大のリスクファクターと言われてきました。

しかし、アメリカで約5万人の閉経女性を対象に、大腸がんと乳がんに関して8年間の追跡調査をしたところ、脂肪摂取は発症リスクとはならないということが報告されています。

つまり、ケトン食で、脂質をたくさんとっても基本的には心配ありません。

むしろ、ケトン体が誘導されることで、サーカディアンリズム(概日リズム)が整って、抗炎症効果が誘導されることで、体調は良くなっていくことが期待できます。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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