そのウラカン凶暴につき
可変空力システムの導入、フォージドコンポジットによる軽量化、そして5.2リッターV10ユニットの強化――。ランボルギーニ・ウラカンの新たな高性能モデル「ペルフォルマンテ」の実力を、イタリアのイモラ・サーキットで解き放った。
ウラカンの“パフォーマンス”モデル
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ。ラップタイム、6分52秒01。 何をいまさら、と思ったクルマ好きが、特に日本には多かったに違いない。日本人のニュル・ラップタイム好きは、そりゃもう格別だから。そんな時代でもないんじゃないの? なんて声まで聞こえてきそうだ。
しかし、ランボルギーニにとってそれは今、むしろ大いに新鮮で戦略的な意味をもっているといっていい。 「むやみなパワー競争には関わらない。総合的なパフォーマンスを大事にしていきたい」 いみじくもステファノ・ドメニカリCEOが共同インタビューでそう語った意思の結実がニュル北コースのラップタイム、だったといえそうである。
ウラカン ペルフォルマンテ。スーパーカーブランドにとっては、もはやお約束の高性能バージョンの追加デビュー。先代「ガヤルド」における「スーパーレジェーラ」に相当する。もっとも、ランボルギーニファンにとっては既におなじみの名前で、実はガヤルド スーパーレジェーラのスパイダー仕様が、ペルフォルマンテ(パフォーマンス)と名乗っていた。日本にも何台か輸入されている。
コンセプトそのものには目新しさなどない。軽量化を施し、エンジンスペックを上げ、パワートレインを改良し、シャシー&サスペンションセットをより硬派に仕立てる。ガヤルド スーパーレジェーラや「アヴェンタドールSV」と同様に、サーキットでも速いウラカンを目指す。
ただし、新たに採用された、いくつかのテクノロジーには、大いに注目しておきたい。たとえば、革新的なアクティブ・エアロダイナミクス・システムのALA(エアロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)や、先進的なCFRP成型方法によるフォージドコンポジットなどがそれだ。...