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輸入車チョイ乗りリポート 第3回:かわいい子にはドライブさせよ


悩める幸せ

いま新車で買える輸入車のなかで、「家族みんなが笑顔になれるファミリーカー」を選ぶとしたら? もうすぐ2人目が生まれて4人家族になるwebCG関は、さまざまなクルマが並ぶJAIA(日本自動車輸入組合)の試乗会で、この4台をチョイスした。

気持ちが華やぐSUV マセラティ・グレカーレGT

現実的に最も大事な予算のことはさておいて、まず「これは!」と思ったのは「グレカーレGT」だ。なにせ、あのマセラティの新型SUVである。クルマに疎い妻は「イタリアの老舗ブランドのクルマで……」と説明すれば陥落必至。全長×全幅×全高=4846×1948×1670mmというボディーサイズは兄貴分の「レヴァンテGT」(同5020×1985×1680mm)よりひとまわり小さく、彼女でもなんとか運転できそう。実際にマセラティは、「奥さまの買い物グルマ」としてのニーズを見込んでいて、女性ユーザー比率は(業界的には極めて高い)25%に達すると考えている。なお、公式のメインターゲットは「子育てファミリー」。それってつまり、わが家のことだ。

ルックスについては、「オトーサン、このクルマかっこいいね!」と家族が喜ぶのは間違いない。実用性はどうか? フロアがスクエア(約100×100cm)で出っ張りのない荷室は使いやすそうだし、車内の空間も余裕たっぷり。身長163cmの小柄な筆者が運転する場合、後席でのひざ前には30cmものゆとりが生まれる。「これならチャイルドシートの扱いもラクそう」と想像したところで、グレカーレが国内で初披露された際(2022年4月)、展示車の後席にわざわざチャイルドシートが付けられていたことを思い出した。

そして、大きなサンルーフと明るいインテリアカラーがもたらす開放感。ステッチングなども凝っていて、この華やぐ感じがイタリア車だなぁ、と思う。

その感覚は、ドライブフィールにも通じている。ステアリングの操舵感をはじめ操作全般が軽やかで、なんだか気持ちが明るくなるのだ。パワフルなエンジンも、その一要素に違いない。2リッター直4ターボと聞くと「なぁんだ」と思われるかもしれないが、ターボに加えて電動タービンで空気を圧送する「eBooster(イーブースター)」を備え、2000rpmで最大トルク450N・mを発生。車重が2t近いにもかかわらず、元気なピックアップをみせてくれる。4000rpmを超えてからの快音も、2リッターの4気筒であることを忘れさせる。

2023年の1年間は1000台を販売し、国内におけるマセラティの販売台数を倍増させる役割をになうグレカーレ。きっとそのもくろみは達成されるだろうけれど、最廉価グレードのGTでも価格はおよそ900万円(896万円)と聞くと、筆者のような庶民は急に現実に戻される。この数字だけは、家族にナイショにしておかなければ……。

【スペック】 ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4846×1948×1670mm/ホイールベース:2901mm/車重:1930kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 SOHC 16バルブ ターボ+スーパーチャージャー(最高出力:300PS/5750rpm、最大トルク:450N・m/2000-4000rpm)/モーター:交流同期電動機(最高出力:13.6PS/3000rpm、最大トルク:54N・m)/トランスミッション:8段AT/燃費:8.7-9.2リッター/100km(約10.8-11.4km/リッター、WLTPモード)/価格:896万円...

提供元:webCG

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