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トヨタ・クラウン クロスオーバーG“アドバンスト・レザーパッケージ”(4WD/CVT)【試乗記】


これがトヨタの選ぶ道

大きく変貌を遂げた16代目「トヨタ・クラウン」。車型が異なる4タイプが用意されるというラインナップのなかで、先陣を切って登場した「クロスオーバー」のハイブリッドモデルをロングドライブに連れ出し、実際の使い勝手や乗り味を確かめた。

中高年ほどメリット大?

2022年に登場した国産新型車でもっとも議論を巻き起こしたクルマといえば、通算16代目となったクラウンだろうか。新しいクラウンは事実上の国内専用商品から海外でも販売されるグローバル商品へと脱皮。伝統的セダンから一転、SUV的なモデルが中心となって、最終的には4つのバリエーションが用意される予定という。

そんな新型クラウンのなかで、このクロスオーバーが第1弾となったのは、これが従来のクラウンからもっとも自然に乗り換えられるモデルだからという理由が大きいようだ。

たとえば、車体サイズである。クラウン クロスオーバーは先代比で全長が20mm、全幅が40mm拡大している。全幅がついに1.8mを突破したことは、日本人の目からはグローバル商品化のデメリットでもあるが、拡大幅そのものは正常進化の許容範囲内というべきだろう。ホイールベースは先代比で逆に70mmほど短くなっているものの、エンジンを横置きするFFレイアウトがベース(ただし、駆動方式は全車4WD)となったことで相殺されて、後席足元空間は逆に広くなった。

FFベースレイアウトのもうひとつの懸念は、最大舵角が小さくなって、小回り性能が犠牲になることだ。しかし、クラウン クロスオーバーでは後輪操舵を全車標準化することで、最小回転半径を従来と同等の5.4m(先代のそれは2WDモデルで5.3〜5.5m)におさめた。つまり、取り回し性や居住性は、少なくとも数値上はまったく犠牲になっていないわけだ。

加えて、新たにクロスオーバースタイルとしたことで、前後のシート高は先代クラウンを含む伝統的セダンより50〜80mmも高くなり、乗り降りするときの腰の上下動が小さくなったことで乗降性が大きく向上したとトヨタは主張する。これは従来のクラウンユーザーの中心である中高年(=足腰が弱ったことに悩む向きも多い)ほどメリットが大きいことが予想される。...

提供元:webCG

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