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トヨタ・クラウン クロスオーバーRS“アドバンスト”(4WD/6AT)【試乗記】


わが道を見つける大変身

新しい「クラウン」の「デュアルブーストハイブリッド」は、トヨタとしては異例に燃費への言及が控えめなパワートレインだ。まさに生まれ変わろうとするクラウンの象徴にほかならない。箱根のワインディングロードでその仕上がりを試す。

大変身の理由

退くか、進むか、とどまるか。壁に行き当たった時に選ぶ道はこのうちのどれかということになるが、商売においては原点回帰か改革かの二者択一しかない。70年近い歴史を持つだけに、世代によってそれぞれのクラウン像は異なって当然だろうし、そもそもクラウンというクルマの存在意義にかかわる議論もあるだろう。だがクラウンを諦めないということを前提とすれば、取るべき道は変革への挑戦しかない。

繰り返しになるが、クラウンの国内年間販売台数のピークは平成2年(1990年)のおよそ20万台(V8搭載モデルが登場した8代目の時代)、それ以降は年を追うごとに減り続け、2000年代に入ってからは10万台を割り込むことがほとんどであり、ユーザー層の若返りを狙ってファストバックスタイルに変身した先代=15代目クラウンもデビュー直後の2018年は約5万台を売ったものの、直近では2万台がせいぜい。すなわち全盛期の10分の1程度にとどまっていたのである。グローバルで年に1000万台を生産する世界一の自動車メーカーにとってはいかにも少ない(例えば「RAV4」などは一車種で年100万台レベル)。しかもご存じのようにクラウンは基本的に国内専売モデルである。いかに長年トヨタの看板を背負ってきたフラッグシップであっても、この状態を看過するわけにはいかなかったのである。...

提供元:webCG

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