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アルファ・ロメオ・トナーレ(FF/7AT)【海外試乗記】


ひと味違うSUV

アルファ・ロメオからSUV第2弾となる「トナーレ」がデビュー。ブランド初の電動化モデルというだけでなく、乗用車としては世界初採用となる技術も織り込んだ意欲作だ。本国イタリアで開催された試乗会での印象をリポートする。

2027年にEV専業化するアルファ

アルファ・ロメオ・トナーレ ハイブリッドの試乗会はイタリア北部のコモ湖で開かれた。プレゼンテーションが行われたのは、湖畔で生まれ、電池を発明し、電圧の単位ボルトの語源にもなった物理学者のアレッサンドロ・ボルタの業績をたたえて建てられたボルティアーノ寺院。ブランド初の電動車を発表する場にふさわしいと考えたのだろう。そこら中に(狭いけど)走らせて楽しいワインディングロードがあるのも理由のひとつだろうが。

プレゼンテーションの席上、アルファ・ロメオのジャン=フィリップ・アンパラトCEOは、同ブランドがステランティスグループの電動化戦略の先兵を務める立場であることを強調した。今回登場したトナーレ ハイブリッドは、48V電源を用いたマイルドハイブリッド車(MHEV)であり、追ってプラグインハイブリッド車(PHEV)が追加される。2024年に登場予定のトナーレよりひと回り小さい新型SUVには電気自動車(EV)が設定される。さらに翌2025年にはEV専用車を発売し、2027年に全ラインナップをEVとするという、かねて語ってきたロードマップを繰り返した。

ジャガー・ランドローバーがジャガーを、BMWがMINIを、トヨタがレクサスをそれぞれEV専用ブランドとすることを表明したように、ステランティスはアルファ・ロメオを電動化の切り込み隊長に任命したのだ。アルファ・ロメオは第2次世界大戦前の直6や直8、戦後の直4からV12までのさまざまなガソリンエンジンをレーシングカーやスポーツカーに搭載し、輝かしい実績を残してきた。クリーンなコモンレール式ディーゼルエンジンを最初に量産化したのもアルファ・ロメオだ。それが数年後にはフルライン電動化を目指すというのだから恐れ入る。しかし考えてみれば同社の華々しい活躍を知る世代は順次免許証を返納する時期に入った。ちょうどよいのかもしれない。...

提供元:webCG

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