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スバルXV【開発者インタビュー】


マニアにもマニア以外の方にも

デザインから走破性能、そして安全性能に至るまで、全方位的な進化を遂げた「スバルXV」。新型に込めた思いを、開発を率いたスバルの井上正彦プロジェクト ジェネラル マネージャーに聞いた。

最初から車高の高さを織り込んだ“本丸”モデル

――新型XVは新世代プラットフォームのSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用した第2弾ということですが、パワートレインやプラットフォームを共用する、いわばベース車の「インプレッサ」とは、ずばりどこがどのように違うのか説明してもらえますか?

井上正彦氏(以下、井上):インプレッサはハッチバックの「スポーツ」と「G4」セダンそれぞれのスタイルに、クルマとしての基本性能、走る楽しさと機能性を備えています。それに加えてXVは、もっと広いフィールド、行動範囲でアクティブに楽しみたいという方に応えるモデルです。“スポカジ”とはそういう意味です。XVはAWDである上にXモードが備わり、さらに地上高はインプレッサより70mm高い200mmを確保しています。他のメーカーだといかにもSUVの格好でも140mmというものもありますが、スバルとしてはそういうわけにはいきません。それと同時に立体駐車場にも対応したコンパクトなサイズで使いやすさにも配慮しています。

――AWDモデルはインプレッサにも設定されています。また車高が高くなって走破性が向上すると、その代わりにやはりオンロードの楽しさ、機敏さについては多少我慢しなければいけないかもしれません。

井上:まさにそこがSGPを採用した理由です。しっかりとスポーツセダンと同じパフォーマンスを確認しています。もちろんインプレッサと直接比較すれば、やや重くなり、車高が高い分、旋回性能が若干落ちるのは事実ですが、それでもスラロームの通過速度で数km/h程度です。

――スバルの場合はすべてAWDモデルを前提に開発すると聞いています。SGPもそもそも車高の高いSUVを作ることを考えてあったということですか?

井上:今回はXVありき、これが“本丸”ということで並行して開発しました。従来型は標準車からの派生モデルということで、やはり途中からではできなかったこともあります。ジオメトリーやロールセンターなど多少我慢しなければならないこともありました。それに対して今回のXVは、あるべき姿を考えて、初めから織り込んで作ったモデルです。

――従来型のXVもおよそ1000台/月は売れていました。4WD専用車種としては悪くない成績だと思いますが、新型XVの目標は2200台です。いっぽう他のメーカーのコンパクトSUVの売れ筋は実はFWD(前輪駆動)モデルです。いわゆるスバルファン以外の層も狙うとしたら、FWDをラインナップすることは考えなかったのでしょうか?

井上:スバルのSUVはやはりAWDでなければいけないと思います。インプレッサの1.6FFは特に九州地域などで好評をいただいていますが、XVに関してはFWDモデルは話題に上りませんでした。他社のFWDが売れていることはもちろん知っていますが、われわれが同じことを目指してもいいのか、安全安心と楽しさを提供できるのはやはりAWDではないか、と考えた結果です。...

提供元:webCG

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