正常進化の鑑
6年ぶりにフルモデルチェンジした、MINIブランドのSUV「MINIクロスオーバー」に試乗。ひとまわり大きくなった2代目の走りや乗り心地、燃費性能を、ディーゼルのトップモデル「クーパーSD ALL4」でチェックした。
ステータス性をまとうMINI
MINIクロスオーバーがモデルチェンジした。2010年にデビューして以来の2代目だ。本名は「カントリーマン」だが、商標権の関係で、日本でのみクロスオーバーを名乗るのは、今度も同じ。クロスオーバーは、カントリーマンのコンセプトカー時代のモデル名からとっている。
クロスオーバーは、MINIファミリーのなかでも一番ビッグなモデルだったが、新しいプラットフォーム(車台)で構築される2代目はさらに大きくなった。全長(4315mm)は+20cm、全幅(1820mm)は+3cm、全高(1595mm)は+5cm。タワーパーキングでは門前払いを食うMINIである。
本国のカントリーマンはガソリン1.5リッター3気筒から始まるが、日本のクロスオーバーは“クリーンディーゼル推し”だ。新たにプラグインハイブリッド(納車は今秋以降)が加わったが、それ以外の品ぞろえは2リッターディーゼルのみである。
価格は、ベーシックグレードの「クーパーD」でも、386万円。今回試乗した最上級モデル、クーパーSD ALL4は、483万円。オプション満載の試乗車は580万円を超す。一番大きいだけでなく、最もプレミアムなMINI、というか、もはやMINIのステータスといえるのがクロスオーバーである。...