小粒でも激辛
アウディの高性能ハッチバック「RS 3スポーツバック」がマイナーチェンジ。さらなるパワーアップを果たした最新型の走りを、新たに追加された4ドアモデル「RS 3セダン」と併せて、中東・オマーンでテストした。
負けは決して許されない
2015年にフルモデルチェンジを行い、5代目となった「アウディA4」。そんな正統派セダン/ステーションワゴンとともに、アウディのラインナップの中で「最も重要な屋台骨のひとつ」に数えられるのが、その弟分にあたる「A3」だ。初代の誕生は1996年だから、こちらもすでに20年以上の歴史がある。ここに紹介するのはそのトップパフォーマンスバージョンたるRS 3である。
このほど行われたリファインでは、エンジン出力の大幅アップや装備の充実、コネクティビティー機能の強化などが主なメニュー。また、これまではハッチバックのみだったボディーのラインナップに4ドアセダンが追加されたのも、大きなトピックになっている。
しかし、そんなサマリーを耳にした時点で「あれっ?」と疑問符が浮かぶ人も現れるはず。「アウディのRS 3って、発売されてからまだそんなにたっていなかったよね!?」と感じる人が、きっといるに違いない。
実際、“世界最速のプレミアムコンパクト”というキャッチフレーズとともにRS 3スポーツバックが日本で発売されたのは2015年の10月だから、1年半しかたっていない計算になる。そもそも、現行型RS 3の初披露は2015年のジュネーブモーターショーで、ヨーロッパ市場でも発売はその夏から。この点でもまだ2年ほどだ。
しかし、そんなタイミングで早くも大きな手が加えられたのは、最大のライバルと目される「メルセデスAMG A45」がパワーアップを実施したり、BMWからは「M2」がローンチされたりと、実はRS 3の周辺がかなりの“激戦区”になってきたという事情も関係しているはず。価格的にも性能的にもエクスクルーシブであることが売りのこうしたモデルたちに、「負け戦」は一度たりとも許されないのである。...