期待に届かず
シトロエンの7人乗りミニバン「グランドC4ピカソ」に、“シリーズ最大のハイライト”とアピールされるディーゼルエンジン搭載モデルが登場。自慢の走行性能や、このクルマならではの使い勝手をじっくりとチェックした。
満を持してのクリーンディーゼル
シトロエンのマルチパーパスワゴン「C4ピカソ」に、クリーンディーゼルが登場した。尿素水溶液を要する触媒装置と、DPF(微粒子フィルター)などの後処理デバイスで日欧の厳しい排ガス規制をクリアした2リッター4気筒ディーゼルターボ。日本でもすでにプジョー/シトロエン/DSに導入され、人気を集めている2リッタークリーンディーゼルである。
新エンジンは、5人乗りのC4ピカソと、ロングホイールベースの3列シート7人乗りグランドC4ピカソの両方に用意される。ちなみに、ディーゼルは既存のガソリン1.6リッター4気筒ターボより25万円高い。
今回、試乗したのは、ディーゼルモデルの呼び水としてグランドC4ピカソのみに限定200台で用意された「フィールBlueHDi」(372万円)。本来、オプションの電動パノラミックサンルーフを標準装備する一方、レーンキープアシストや、アクティブクルーズコントロールのアクティブ機能を省くなどして、レギュラーモデルよりも8万円お安くしている。
C4ピカソシリーズは、ヨーロッパでは相変わらず“C4”と名のつくシトロエンのトップセラーである。現行の2代目になってから4年近くたつのに、2016年も欧州全体で年間10万台以上売れた。営業車みたいに地味なハッチバック「C4」の2倍以上である。次に売れているのが、日本には限定200台しか入ってこなかった「C4カクタス」。いまのC4シリーズは派生モデルでもっている、という感じだ。...