“速さ”のための電動化
新型「ポルシェ・パナメーラ」に、プラグインハイブリッドモデルの「パナメーラ4 E-ハイブリッド」が追加された。2世代目となり、4WDの駆動システムを得た同モデルに南アフリカで試乗。電動化に見るポルシェのこだわりに触れた。
4WDを選んだ理由
いよいよ出そろった新型パナメーラのラインナップは、FRモデルのベースグレードに始まり、同じ330psの2.9リッターV6直噴ツインターボを四駆でドライブする「4」、そのエンジンを440psまでパワーアップした「4S」、そして4リッターV8ツインターボで550psを発生する「ターボ」と、基本的に4つの体系に分けられる。
そこに新たに加えられたのが、プラグインハイブリッドモデルだ。初代「パナメーラSハイブリッド」の登場が2011年。それがプラグインの「パナメーラS E-ハイブリッド」へと進化したのが2014年のこと。「MSB」と呼ばれる新たなアーキテクチャーで構築された新型パナメーラ4 E-ハイブリッドには、ここまで培ってきたポルシェのパワートレイン電動化にまつわる知見がぎっしりと詰め込まれている。それはスペックシートからも十分に伝わってくるだろう。
まず、先代に対する最大の変化は、「4 E-ハイブリッド」の名が示すとおり、ドライブトレインが8段PDK+四駆とされたことだ。乱暴に言えば、パナメーラ4をベースにプラグインハイブリッド化したモデルとも言えるだろう。四駆化の背景は、北米市場を中心に主要市場でそのニーズがうなぎ登りで高まっていることもあるが、同時にその動力性能を受け止める上で、もはや四駆の方が適切だということもある。...