走り方いろいろ 使い方いろいろ
BMWのミドルクラスSUV「X3」に、プラグインハイブリッド車の「xDrive30e」が登場。大容量のバッテリーと外部充電機能を備えたニューモデルは、さまざまな走り方はもちろん、さまざまな使い方もできる一台に仕上がっていた。
まだまだ少数派のプラグインハイブリッド
2020年6月に登場した「トヨタRAV4 PHV」が、発売から約3週間で年度内の生産分を売り切り、受注を一時停止したというニュースを耳にした人は多いだろう。PHEVへの関心や需要が高まっている証しといえるが、それでも2019年の乗用車の新車販売台数に占めるPHEVの割合はわずか0.6%程度で、日本ではまだまだ少数派である。
それだけに、“食わず嫌い”という人も少なくないと想像するが、付き合ってみると意外に気さくで、見どころの多い、頼れるクルマだったりする。かくいう私も、フォルクスワーゲンのPHEV「ゴルフGTE」を所有したことがあり、バッテリー残量を心配することなく、気軽に電気自動車の世界を楽しんできたし、機会があればまたPHEVを所有したいと思っている。
そもそもPHEVとは、エンジンと電気モーターによって高効率な走行を可能にするハイブリッドシステムに、外部から充電可能な大容量バッテリーを組み合わせたクルマのこと。近距離であれば電気自動車同様、電気だけで走行することができ、自宅に充電できる環境があれば、近所のお出かけは電気だけで済んでしまう。一方、バッテリーが空に近い状態でも燃料さえあれば走行が可能であり、ふつうのハイブリッド車同様、長距離走行が楽しめるという、実に使い勝手のいいクルマなのだ。
そんなPHEVは、日本車以上に輸入車のラインナップが多く、なかでもBMWは実に車種が豊富だ。今回試乗したX3 xDrive30eは、2020年4月に追加されたBMW最新のPHEVである。...