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モーガン・スリーホイーラー(FR/5MT)【試乗記】


毎日が大冒険

モーガンが、自身の起源に深く関わるサイクルカーを、自らの手で復活させた「スリーホイーラー」。前2輪、後ろ1輪の車体に、鼓動感あふれる2リッターVツインエンジンを搭載したそのマシンは、日常を冒険に変えてしまう一台だった。

モーガン自身が手がける由緒正しき復刻モデル

モーガンといえば1936年に発売した四輪スポーツカーを80年以上、基本設計を変えずにつくり続けてきた。それは『webCG』でも試乗記をお送りした「4/4」や「ロードスター」といった、スチールラダーフレームにアッシュ(トネリコ)材の骨組みとアルミパネルによる上屋を組み合わせたオリジナル設計のスポーツカーのことだ。

しかし、2019年春に発表された完全新開発の「プラスシックス」の登場で、その古典スポーツカーの歴史にもついに幕が下されることとなった。“生きた化石”ともいわれた従来型モーガンはすでに新規受注をストップしており、当初は2020年4月に生産を終える予定だった。まあ、新型コロナウイルスによって、その計画も少し遅れているというが、いずれにしても、モーガン四輪車はもうすぐ、新型プラスシックス(と、その4気筒版の新型「プラスフォー」)に完全に取って代わられる。

1909年創業のモーガンは当初、税制面で有利だった三輪自動車=サイクルカーで名をはせた。エンジンをフロントに縦置きした前2輪+後1輪のレイアウトで、全盛期には4人乗りファミリー仕様や貨物バン、スポーツタイプなど多様なサイクルカーをつくっていた。

2020年6月現在、日本から注文できるモーガンの新車には、新型プラスシックス(プラスフォーの受注開始は未定)のほかに、このスリーホイーラーがある。スリーホイーラーはご覧のように、モーガンの初期を支えたオリジナルサイクルカーの面影を色濃く受け継ぐ。

モーガンのサイクルカーは、1953年にひとまず生産を終えている。その後も、あの手この手でレプリカを供給するビルダーがいくつも存在したのは、歴史的名車の“あるある”といえる。ただ、このスリーホイーラーはモーガン自身の手で2011年に復活させた“ホンモノ”で、そのスタイリングや基本レイアウトは同社歴代サイクルカーでもっとも人気の高い「スーパースポーツエアロ」をモチーフとする。...

提供元:webCG

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