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安室奈美恵『アジアを代表する歌姫が新記録達成!華麗なステージ&充実のツアーの模様をレポート!!』
響きやまない「奈美恵」コールのなか颯爽と登場!
(これまでのツアー同様)開場直後から途絶えることのない「奈美恵」コールの嵐のなか、会場が暗くなると、ステージに映像が流れる。宇宙から会場に彼女が舞い降りてきたという印象を与える映像。それが流れ終えると、ステージ上にはネオンイエローの発光鮮やかなワンピを身にまとって颯爽と登場。大歓声のなか、8人のダンサーと共に、最新作に収録の「Alive」と「Hands On Me」を立て続けに披露する。相変わらずのクールな印象であるが、共に英語曲ということもあってか、よりエッジィになった雰囲気が漂ってきた。また、観客も口ずさんでいる人が多く、彼女の音楽は言葉の壁を超えて受け入れられていることに改めて気づかされる。
最先端のダンスミュージックを意識した、息もつかせぬ構成
しかし、ビートが印象的なナンバーだけでなく、(こちらも最新作収録の)ピアノバラード「Let Me Let You Go」では、ウエディングドレスを連想させるコスチュームを身にまとい熱唱。エレガントな彼女の姿に、息をするのを忘れるほど見入る人が多数いた(この曲の終わりに、ドレスの裾を持ち、足を曲げて挨拶する様子は美しかった!)。
もちろん今回のツアーでも、おなじみの名曲も数々と披露。AIと土屋アンナをフィーチャーし、2011年発表のコラボアルバム『Checkmate!』に収録された「Wonder Woman」は、よりロックさを増したアレンジでパフォーマンス(オレンジのファーをあしらった衣装がキュート!)。未CD化の楽曲「Damage」では、観客と手拍子で盛り上がり、さらに「In The Spotlight (TOKYO)」では今や彼女のライブでは欠かせない(人気ツアーグッズにもなっている)ポンポンを持ってダンスし、さらに彼女の現在における代表曲と言って過言ではないバラード「Love Story」では、せつない女心を歌い上げて、会場をキュンとさせていた。
特別な一体感を生んだクライマックス。そしてアンコール!
アンコールでは、ニットキャップを被って登場した彼女。「Fight Together」では、観客の熱狂ぶりに思わず?「イエーイ!」と手を振る場面もあるなど、本編とは異なる気取らない姿を披露してくれた。そして、「Can You Feel This Love」が流れると、会場全体がさらに明るく華やかになった印象。曲の途中ではハート型の紙吹雪が舞い降りるなどの演出もあってか、お祭りムードがさらに高まった気がした。そして最後にはドラマの主題歌に起用された「Contrail」を、まるで空をあおぎ見る時に浮かべるような爽やかな笑顔を振りまきながら熱唱。観ているこちらは、曲が終えた瞬間、不思議な解放感に包まれた気分になれた。彼女も同じ解放感を味わったのだろうか。観客ひとりひとりに感謝とラヴを届けるような投げキッスを何度もし、そしていつものように「今日はどうもありがとうございました!また遊びに来てね!!バイバイ」と言葉を残して、ステージを去っていったのだった。
通算500回目の単独公演を達成!その勢いはさらに増していく
また、今回のツアーの様子は、『namie amuro FEEL tour 2013』として2月26日にDVD&ブルーレイ化され発売が決定。あの熱狂を体感した人も、そうでない人も、安室奈美恵の今をここで「感じて」ほしい。
(文:松永尚久)
関連リンク
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