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横浜流星×広瀬すず『汝、星のごとく』15年を生き抜いた対照的なアプローチ
企画から携わった横浜、広瀬は初の藤井組
「作品への向き合い方はどの作品も変わらないです。その作品を背負って、役を全力で生きるという覚悟は変わらない。ただ、絶対に失敗できないというか、たくさんの方々に届けなければいけないという、これまでとは違う責任のようなものは感じています」
横浜が原作を読んだ瞬間に抱いたのは、「今のこの時代に届けるべき作品だ」という確信だった。常識や“正しさ”、SNSをはじめとする世間の声に息苦しさを感じることもある現代。その中で、世間の正しさに縛られず、自らの意志で人生を選び取っていく櫂と暁海の姿に強くひかれたという。
「自分たちが映画化しなくても、きっとほかの誰かが映画にするだろうと思ったほど、素晴らしい作品でした。それをたくさんの方のお力添えがあって、こうして形にすることができました。本当に読んだ瞬間に、今のこの時代に届けるべき作品だという確信があったんです。だから本当に届いてほしいですし、届くべき作品だと思っています」
「藤井監督は、すごく役者の味方でいてくれる方なんです。常に安心感があって、早い段階から信頼してお芝居ができました」
中でも新鮮だったのが、藤井監督が求めているものを具体的な言葉で伝えることだった。
「思ったことや、見たいものを、具体的に言葉にして伝えてくださるのが新鮮でした。それがすごく心地よかったです。流星君もそうですけど、現場の皆さんが目の前にあることや周りの人のことを思いながら、自分にできることを黙々と全うしている。その姿がすごくかっこよかったです」
映画『汝、星のごとく』(公開中)(C)2026「汝、星のごとく」製作委員会 (C)凪良ゆう/講談社
横浜は「普通は誤ることを避けたいじゃないですか。でも、暁海と櫂は自分で決断して誤っているので、それほどまでに強い覚悟と愛みたいなものを感じます」と話す。
さらに、人前に立つ仕事をする自身の立場にも触れながら、この言葉への思いを語った。
「正しさみたいなものは大切にしないといけない、倫理観として。でも、2人の生き方って、すごく美しいというか。そういう生き方があってもいい。生き方について、すごく考えさせられました」
広瀬も、この言葉に強くひかれたという。
「誤ってもいいって思える出来事に、ひょっとしたらまだ出会ったことがないかもしれません。その選択を、15年たっても変わらずにいられるというのは、すごくかっこいいなと思います」
一方で、自分自身が「誤ってもいい」と思えるほど誰かを思い、その選択を貫けるかと考えると、「まだ勇気がないですし、そこまで行く自分も怖い」と明かした。
広瀬は「自分が経験するというより、映画として見るからこそ気づけることもあるのかもしれない」と語り、横浜も「いろんなものを感じていただけると思います」と、映画だからこそ伝わるものに思いを寄せていた。
映画『汝、星のごとく』2026年10月9日公開
横浜流星 広瀬すず
松村北斗 中村アン 濱田岳/尾野真千子 木村佳乃
石田ゆり子 長谷川博己
原作: 凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)
監督: 藤井道人
脚本: 安達奈緒子
音楽: 大間々昂
制作プロダクション: TOHOスタジオ ドラゴンフライ
配給: 東宝
(C)2026「汝、星のごとく」製作委員会 (C)凪良ゆう/講談社