当たり前のように使っているけれど、実は思っていた意味と真逆のこともある？！そんな誤用しやすい言葉をご紹介します。あなたは間違っていない自信がありますか？

「天地無用」の意味、本当に合っていますか？

「天地無用」、よく引越しのダンボールに書かれていたりする言葉。正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。

果たして正解は？

誤用「上下逆にしてもOK」
正解「上下逆にしてはダメ」

宅配便などが届いたときに、荷物に「天地無用」というシールが貼られているケースがありますが、言葉の印象から「天地」、すなわち「上下は気にしなくて大丈夫」という意味にとらえる人が少なくないのではないでしょうか。

しかし、実はまったく逆の意味。「天地」つまり上下は反対にしてはいけませんということなのです！

「無用」という言葉には「禁止」という意味があります。そのため「天地」（上下）を逆にすることは「禁止」という意味になるというわけです。

文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「上下を逆にしてはいけない」で使う人が55.5パーセント、本来の意味ではない「上下を気にしないでよい」で使う人が29.2パーセントという結果が出ているそうですよ。

みなさんは正解でしたか？家族やお友だちにも聞いてみましょう。

《参考文献》
文化庁「「天地無用」の荷物は，どう扱うか。 - 言葉のQ&A - 文化庁広報誌 ぶんかる」（外部サイト）