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　ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの名作や話題作に加え、幅広いジャンルのドラマやBTSやBLACKPINKのドキュメンタリーなど、韓国作品も充実しているディズニープラス。2万作を超えるラインナップの豊富さに、「どれを観たらいいかわからない…」「長編作を観たいけど、失敗したくない」「本当に面白い作品を知りたい」と言う人も多いはず。そこで本連載では、3年ほど前からディズニープラス会員で、あらゆる作品をチェックしてきたという超特急のカイこと小笠原海が、おすすめコンテンツを紹介する。

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超特急カイがハマり中の韓国ドラマ『ワンダフルワールド』

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  韓国ドラマ『ワンダフルワールド』（C）SAMHWA NETWORS. All Rights Reserved.

　第6回でピックアップする注目の韓国作品は、感情を激しく揺さぶる人間ドラマと息をもつかせぬ衝撃展開が待ち受ける禁断のヒューマン・サスペンス『ワンダフルワールド』（全14話）。『僕の妻はスーパーウーマン』や『ミスティ〜愛の真実〜』での演技が評価され数多くの受賞歴があるキム・ナムジュが、6年ぶりにドラマ復帰した話題作。“顔天才”の異名を持つチャウヌが、これまでのイメージとは異なるシリアスな役柄に挑み、配信前より注目を集めていた。

　韓国語をマスターするほどの韓流好きな超特急のカイこと小笠原海、生粋の韓ドラ好きあやみんこと福山絢水の2人が、『ワンダフルワールド』の魅力を熱く語り合った。

悪役を悪役と思えない…ただの復讐劇ではない『ワンダフルワールド』

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  超特急・カイ（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　今回は4話時点での考察を中心にお話します。全話通して時折回想を挟んだり、スヒョンの悲しい表情が切なすぎます。

あやみん　息子の事故シーンの全貌が明かされていないので、気になります。私は、子どもの頃から韓国ドラマが大好きで、最初は恋愛のキュンキュンしたドラマが好きでした。最近は復讐や謎解きのドラマが多く、今回もすごくドキドキハラハラしながら観ています。4話まで観ましたが、いろいろと伏線があり、それを見つけるのが楽しいです。

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  福山絢水（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　スヒョンが家の門の鍵は閉めたはずなのに、なぜ空いていたのか？　誰かが開けたのか？　門のパスワードを知っている人物は、4〜5人に絞られてくるので、それを何話で明かされるのか楽しみです。スヒョンが事故の加害者に復讐したことに共感できますか？

あやみん　事故を起こした犯人が「申し訳ない」という気持ちでなく、「なんで俺が轢いたんだ？　他の車だったら良かったのに」と言っていました。愛する息子を亡くしたお母さんの立場で考えてみると、そのひと言を聞いて復讐してしまう気持ちは、わからなくもないかなって。

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  超特急・カイ（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　結局スヒョンは7年の刑期を受けますが、息子の事故死の裏には次期大統領候補キム・ジュンの存在があって。加害者のジウンは酒気帯び運転でしたが、その酒の席にキム・ジュンもいて、政治の闇が絡んできます。そして3〜4話で、おしどり夫婦だったスヒョンとスホの関係性にも亀裂が入ります。スヒョンの服役中、スホが他の女性と関係を持ってしまい、その逢瀬の写真がなぜか送られてくるんですよね。

あやみん　（送ってきたのは）誰だろう？　ちょっと写っていましたけど。

超特急・カイ　知らない人物でした。王道で行くとジウンの家族なのかなって。いろいろ調べ上げてスヒョンに復讐しようと。この“復讐が復讐を呼ぶ”ところが、ある種人間臭いというか。良くない部分だけど、そうなってしまうのも理解できます。いわゆる悪役を悪役と思えないし、ただの復讐劇じゃなくて、どちらの気持ちも理解できてしまうのが、今作の面白いところです。

あやみん　私はハッピーエンドで終わってほしいけど、どうなればハッピーで終われるのか、ちょっと読めないです。

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チャウヌが、ダークでワイルドな役を熱演　ジャージャー麺を食べているだけでバズる男に

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  福山絢水（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　そして今作の要注目は、“顔天才”のチャウヌ演じるソンニュルです。彼が画面に映っているだけで「画面の輝度が上がったのかな？」と思うくらい（笑）、めちゃくちゃ美しいですが、今作での彼の魅力は？

あやみん　これまでは、王子様や王道のイケメンというイメージでしたが、今作は真逆の印象です。いつもだったらキラキラしたエフェクトがかかった状態で登場するけれど、今回は険しい表情が多く、「え、これチャウヌ？」と思いました。

超特急・カイ　ダークで泥臭いというか、ワイルドですよね。序盤、普通の黒Tシャツで作業しているだけなのに、「絵が持つなぁ」と思って（笑）。カッコいいし、筋肉もエグい！　あとジャージャー麺を食べているシーンの切り抜き動画が1000万再生したらしいです。ジャージャー麺を食べているだけでバズる男って（笑）。僕は5話まで観たのですが、個人的には、5話でバイクのサイドストッパーを止めようとした時に1回空振りしていて、それがめちゃめちゃ可愛かったです。ぜひ観てください。

あやみん　気がつかなかった！ チェックしてみます（笑）。

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  超特急・カイ（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　そのソンニュルですが、事故で家族を失った天涯孤独の身で、慎ましく生活していますが、一方でキム・ジュンの手下となって裏稼業もしている。ソンニュルは「お金が稼げるからやっている」と言っていますが、廃車工場での仕事についても「未来がないから好き」というセリフもありました。この先ソンニュルがどう進んでいくことが彼にとっての幸せなのか？　そこはすごく気になります。

あやみん　これも伏線かなと思ったのが、1話の冒頭シーンでソンニュルがスヒョンを車で轢いたのかどうなのか？　それがいつ分かるのかなって。

超特急・カイ　個人的に気になっているのは、ソンニュルとジウンの苗字が同じこと。あえて一緒にする意味あるのかなって。もちろん家族ではないけれど、親戚や血のつながりがあるのかなと思っています。

あやみん　すごい！ そこまで見ているなんて。私、もう1回勉強し直します（笑）。

キャッチコピー「一瞬にしてすべてが崩れ落ちる」にさまざまな解釈が…タイトルも意味深

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  福山絢水（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　ポスターにあるコピー「一瞬にしてすべてが崩れ落ちる」については、どう思いますか？

あやみん　最初に『ワンダフルワールド』のタイトルを見て、明るいイメージを持ったんですね。でも真逆のような内容ですよね。「一瞬で崩れ落ちる」というけれど、その一瞬がもう出てきているのか、まだこれから出てくるのか？　いずれにしてもハッピーな感じではなさそうです。

超特急・カイ　「一瞬で崩れ落ちる」ってスヒョンの家族の話でもあるし、ソンニュルからしたら一瞬で家族を失ってしまった。これは我々の願望ですが、キム・ジュンはもう失墜してほしいから（笑）、彼が積み上げてきた地位が「一瞬で崩れ落ち」だったらいいなと。今のところ、彼は悪役なので。ドラマ全体としては、復讐劇ではあるけれど、家族の話だと思っています。

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脚本の構成を絶賛…人物の感情が丁寧に描き、展開は早いが視聴者を置いてけぼりにしない

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  超特急・カイ（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　何が2人にとってのハッピーエンドなのか？　このお話がどう帰着するのか？　についての考察は、願望を踏まえて聞きたいです。

あやみん　スヒョンもソンニュルも悲しみのどん底に落ち、完全なハッピーエンドでは多分ないのかなって。スヒョンはゴヌの事故の真の犯人を見つけて、真実を知ることでハッピーになるんじゃないかなと思います。ソンニュルは、今は「未来が見えない」感じなので、未来が明るくなったらいいなと。少しでも明るく終わったらいいなと思います。

超特急・カイ　ソンニュルは未来への希望を感じられて終われば、それは彼にとっての幸せなのかなと思います。おそらく事故や事件に遭った人は、その日から人生の時が止まってしまう。だからこそソンニュル自身の時計の針を進めることができれば、それが彼にとっての幸せだし、未来に向けて希望を感じて「この世界はすばらしいんだ」と思えることが、『ワンダフルワールド』なのかなって。その過程で犠牲や何かがあるかもしれないけれど、過去のまま時間が止まってしまった登場人物それぞれが時計の針を進められて、「この世界は素晴らしいんだ」と思えるのが、今作のエンディングだったら嬉しいです。

あやみん　それが一番いい終わり方だなって思います。

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  福山絢水（撮影：片山よしお（C）oricon ME inc.）

超特急・カイ　今作はキャストの皆さんも素晴らしいのですが、脚本の構成が面白く、丁寧に作られていると感じました。伏線の張り方だけでなく、回想シーンを挟んでその人物の感情を丁寧に撮っている。それでいて説明しすぎず、視聴者を置いてけぼりにもしない。いろんな話を同時に進めているのに、「あれ、これどうだったっけ？」って思うこともない。作品としてクオリティーが高く、観ていて全く飽きないです。

あやみん　内容がギュッと詰まっているけれど、すっと入ってくるというか。展開も早いし、観やすいですよね。

超特急・カイ　展開が早いのに置いてけぼりにしない。没入感もあるし、僕みたいな考察大好き人間には、その余地も与えてくれる。すごく素敵な作品だと思います。ここまでたくさん話してきましたが、いかがでしたか？

あやみん　カイさんの考察力がすごくて…。今日お話した考察ポイントに注目して、もう1回観返したいと思いました。今後の展開がますます気になります。

超特急・カイ　この対談では４話時点での考察を中心にお話しましたが、衝撃の真相は、ぜひドラマ本編でお確かめください。それでは最終回まで、楽しんでいきましょう！　今後の展開をお楽しみに〜。

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　心理学教授として成功したキャリアを持ち、愛する家族と幸せな日々を過ごしていたウン・スヒョンの人生はある出来事を境に一変する。最愛の息子が殺され、犯人は野放しにされたのだ。自らの手で犯人に復讐を果たすスヒョンだが、息子を失い苦しみと絶望の日々を過ごしていた。そんな時スヒョンは思いがけず、同じように憎しみに囚われた孤独な青年ソンニュルと出会う。同じ痛みを分かち合う二人は次第に心を通わせていくが、互いの秘密を知った時、その運命は狂い始める――。

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小笠原海プロフィール

　1994年9月27日生まれ、神奈川出身。2012年に9人組ダンス＆ボーカルグループ「超特急」のメインダンサーとしてデビュー。グループとしてこれまで発売したアルバム＆シングル合わせた19作品が、全てオリコン週間ランキング連続TOP10入り。石原さとみ主演のヒットドラマ『アンナチュラル』（TBS系）、『御社の乱れ正します！』（BS-TBS）、『これから配信はじめます』（テレビ東京）、映画『東京喰種トーキョーグール』などに出演し、俳優としても活躍している。

福山絢水プロフィール

　ELLEgirlUniレギュラーモデルとして活動中。2019年にAbemaTVの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』の韓国チェジュ島編に出演し、ティーンから絶大の支持を受ける。また、YouTubeの“一重まぶた”を生かしたメイクが、170万回再生を超え、話題になる。2023年には舞台『おそ松さん』に出演するなど、活動の幅を広げている。

ディズニープラス概要

　ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作に加え、幅広いラインナップの韓国ドラマやBTS、BLACKPINKなどのドキュメンタリー、ここでしか見られない日本やアジアを含めた世界中のスタジオが制作するオリジナルなど、28,000を超える物語が月額990円から見放題で楽しめます。年齢制限が設定できるペアレンタルコントロールで、お子さまのご利用も安心。1つのアカウントで最大7つまでプロフィール作成可能。

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