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耳が聞こえないパパ、背後で娘が転んだことに気づかず…手話と口話で激怒する5才児の姿に700万再生「本当にすごい」「なんて立派な子」

 「聞こえない夫と聞こえる妻のVlog」として、仲良し親子の日常をYouTubeで発信しているみゆみゆチャンネルさん。この日は、ママ不在時にパパと娘さん(当時5歳)で2人きりのスシローデートに。店に行く途中の階段で、娘さんが転んでしまうも、耳が聞こえないパパは気づかず。その後怒りながらも、手話と口話を交えて必死に状況を伝える娘さんの姿に「強くて優しい子」「涙が出てくる」「素敵な親子」などのコメントが寄せられ、700万再生を超える反響があった。聞こえない父と聞こえる母、娘の日常をお母さんに聞いた。

パパ&娘のデート動画を見てママ大激怒「夫もものすごく反省していました」

――「ママが居ない間にスシローデート!」という動画に大きな反響がありましたが、どのような思いで投稿されましたか。

いつも動画にメッセージや志のようなものはなく、今回の動画も、思いは特に無いです。以前から、「パパと娘はどのように会話しているのか?」とコメント欄に質問があり、私が不在の時の方が、リアルな会話が撮れると思いました。ただ、撮影に不慣れな夫なので、多分動画にはならないだろうな…と思いながらカメラを託し、夫も自信はなかったようです。

――旦那様と娘さんのデート動画をご覧になって、奥様はどのようなお気持ちでしたか。

「途中で転んで泣いたけど、大丈夫だったよ」と夫から聞いて、「あ〜そうなの」と軽く返答しました。が、実際に転んだ姿を動画で見て、大激怒しました。夫にも見せたら、大きく転んでいたと思わなかったらしく、ものすごく反省していました。注意力が無く、2人きりのお出かけは、今もちょっと心配です。そして、娘は泣きたい中、パパに順番を教えてあげている姿に驚きました。私が居る時は絶対に見せない姿です。娘は頼もしく、パパと2人きりのお出かけでも、その点は安心だなと思いました。
――700万再生を超える反響がありましたが、どのような思いでしたか。

「感動した」というコメントをよくいただきます。印象に残っているのは、「子供が賢い!」というコメント。夫にとって当たり前の様子が、そのような感想を頂けるとは思いませんでした。スシロー動画で初めてナイフのような傷つくコメントもたくさんもらいまして、少しの間病みました。注目されるって大変だなと思いました。

コメントをくださる皆さん一人一人、感じ方が様々で面白いと思います。意見の食い違いに喧嘩している人もいて、アグレッシブな文章を目にし、その方の背景を想像しながら、逆にこちらがコメントに魅せられています。

――そうだったのですね。旦那様の耳が聞こえないことに対して、周囲からの偏見や誤解を感じることはありますか。

無いです。無いといいますか、偏見も誤解もしていただいて構わないです。気にならないという事ですね、多分。ちょっと言葉が変かもしれませんが、夫の耳が聞こえない事は、特徴といいますか、チャームポイントのように感じています。夫婦生活や子育てにおいて、夫の耳が聞こえない事で大変に感じることも特にないです。

出会った頃は全く笑わなかった夫…「私がこの人を幸せにしてあげたい」

――旦那様との出会いを教えてください。

職場で出会いました。私は下手くそでしたが、手話通訳として勤務していました。実際に「お付き合いしてください」といった言葉はありませんでしたので、いつから交際していたのかはわかりません。結婚もしたくなかったのですが、子どもができたので、リスク回避のために結婚しました。すみません、夫のことは好きですが、結婚の意味が自分はロマンチックではありません。

――旦那様のどのようなところに惹かれましたか。

出会った頃はうつ病で、暗くて、全く笑わない人でしたから、私がこの人を幸せにしてあげたいと思ったら気持ちが止まりませんでした。誕生日もプレゼントはくれないし、結婚記念日もお祝いした事は無いし、クリスマスも子どもへのプレゼントばかりですが、何故か自分を好きでいてくれる気持ちが伝わってくるところが好きです。
――娘さんの妊娠が分かった際、どのようなお気持ちでしたか。

私は正直子どもは望んでいませんでしたので、2人でその議論は何度もしていました。結局子どもを産む決心がつきましたが、夫は体が弱く、妊娠も難しいと思っておりました。決心してから翌月の妊娠発覚だったので、信じられませんでした。娘は早く生まれたかったのかな…と思いました。

――子育てをされる上で、驚いたこと、感動したことがあれば教えてください。

娘がやっと歩けるくらいになった頃(1歳になる前)、インターホンの音を夫に教えた事がありました。言葉もまだないので、指を差して知らせた姿に、家族皆で驚きました。

YouTube発信は“福祉”ではなく“ファミリー”動画「若い人達に良い影響が与えられたら」

――YouTubeを始めた理由を教えてください。

YouTube動画の作り方をテレビで紹介しているのを見て、出来そうだなと思いました。若い頃からデザインや動画を独学で勉強していて、結婚式のムービーなど、友達のものもたくさん作りました。デザイン、動画関係の就職先を探し、面接もたくさん受けましたが、叶いませんでした。娘と2人で何かしたいなと思ったタイミングも良く、今まで自分が勉強してきた事が全て発揮できるかもしれないと思い、始めました。

――反響はいかがですか。

「子供が耳が聞こえなく産まれ、毎日ずっと悩んでいたけれど、あなた達の動画を見て、一体何に悩んでいたんだろう?と思えた」というコメントを見た時は思わず涙しました。何気ない日常が誰かの役に立てるなら、こんな幸せな事ないです。「単身赴任で離れて暮らす嫁に会いたくなった」も嬉しい気持ちになりました。その気持ちを奥様に直接伝えてほしいなと思いました。
――YouTubeの発信において、気を付けていることがあれば教えてください。

私は何とも思ってないのですが、世間からすると「障がいを持った人」が出演しているので、福祉に見えないように気をつけています。ジャンルは福祉ではなく、ファミリーである事を常に意識しています。

――これからどのような動画や投稿を発信していきたいですか。

深く考えていないですが、自分も中年なので、若い人達に良い影響が与えられたらいいなと思います。

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