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新シリーズ『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』放送決定 見里朝希&小野ハナ、監督対談

会うべくして出会った不思議な縁

――これまでにやってきたこととか、学生時代に熱中したことでもいいんですが、今に生きてるなって思うことは?

見里僕は大学の卒業制作に力を入れてよかったな、と思っています。もし力を入れて取り組んでなかったら、大学院に進学することもできなかったですし、『モルカー』を最初に着想したのは大学院の1年次の時だったので、『モルカー』を生み出すこともなかったかもしれません。大学の卒業制作も、大学院の修了制作も、“それまでの自分の人生を半分変えてやる”という意気込みで取り組んできたんですけど、その努力というのはちゃんと報われるんじゃないか、と思います。

小野私に関して言うと、大学の授業で学んだことよりも、オタク活動の中からチャンスを拾っていった感じです。好きなものを追って、そのコミュニティに参加して、いろいろ自分でやってみて、身につけていったことが今の仕事にもつながっているな、と思います。

見里小野さん、昔、ボーカロイドのMVを作っていましたよね?

小野え? はい、作っていました。

見里やっぱり! 僕が高校生だった頃、すこっぷ(ボカロP)さんの「ドミノ倒シ」や「指切り」がすごく好きで、よくMVを観ていたんですが、最近、MVのアニメーションを小野さんが作っていたことを知ったんです。ボーカロイドのMVを観るのが好きだったことも、美大で勉強したい、と思うきっかけの一つにつながったんじゃないか、と今では思っているのですが、仕事で出会う前から一方的に小野ハナさんのことを知っていたんだな、ということがわかってびっくりしていました。

――小野さんはご存知でしたか?

小野今、初めて聞きました。つながってますね! ちょっと恥ずかしさもありますが(笑)、ありがとうございます!

――お二人が出会うべくして出会った不思議な縁が明らかになったところで、インタビューの締めとして、ひと言いただけますか?

見里今回、小野さんが監督を務めてくださったことで、制作過程においてすでに自分でも予測しなかった<モルカー>の魅力を発見しています。そして、1期ではできなかった、視聴者の皆さんと同じ感覚で<モルカー>を観るという経験が初めてできる。新シリーズの放送を、皆さんと同じように楽しみにしています。

小野見里さんの世界観を「完全に再現しました」とは、到底言えないといいますか、あえて言わないでおきます。ただ、見里さんが生み出した<モルカー>とモルカーの世界観をより深めよう、より広げようという思いで、見里さんをはじめ、今回のスタッフ全員でいろいろ考えながら、慎重に、心を込めて作ってきました。ぜひ、楽しみにしていただけたらと思います。
■見里朝希(みさと・ともき)プロフィール

 東京都生まれ。2018年、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。『あたしだけをみて』(16年)や『マイリトルゴート』(18年)はSHORT SHORTS FILM FESTIVALで優秀賞・東京都知事賞をはじめ、国内外の映画祭で多数の賞を受賞。若手クリエイター対象の国際賞「Young Guns」にも選出される。21年発表の『PUI PUI モルカー』でテレビアニメシリーズ初監督を務める。
■小野ハナ(おの・はな)プロフィール

 岩手県生まれ。2014年、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。『澱みの騒ぎ』(14年)で大藤信郎賞を受賞。ほか、『such a good place to die』(16年)、『あいたたぼっち』(16年)、『In A Mere Metamorphosis』(20年)など。当真一茂とUchuPeople合同会社を運営。アニメーションだけでなく、絵画作品を発表するなど、美術作家としても活動している。

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