先ごろ、筋肉だけではない健康的なボディの美しさ競うコンテスト『ベストボディ・ジャパン（BBJ）』の千葉大会が開催された。ミスベストボディ部門のガールズクラス（18歳〜29歳）に出場した看護師の天沼里砂さん（29）は、これまで「食べない」という無理なダイエットで体調を崩したこともあった。健康的に痩せるために始めたボディメイクにハマり、大会出場するまでになった。バランスの取れた両肩と美しく健康的に鍛え上げたボディを披露した。

不健康なダイエットから体調を崩すように…健康的に痩せるために始めたボディメイク

――いつごろからトレーニングを始めたのでしょうか？

天沼里砂さん　2年ほどになります。トレーニングを始めたきっかけは、健康的に痩せようと思ったからです。

――健康的に痩せようと思ったのは、これまでもダイエットの経験はあったのでしょうか？

天沼里砂さん　はい、あります。いままでは、太ったら食べない、という不健康なやり方でダイエットをしていました。でも、それだと体調も崩してしまいますし、体力も落ちてしまう。その結果、仕事もできないという悪循環に陥ってしまって、健康的に痩せようと思って運動をすることにしました。

――運動を始めてから、体重はどのくらい変わりましたか？

天沼里砂さん　52キロから45キロ。健康は維持しながら7キロの減量に成功しました。減量も成功し、ボディメイクで鍛えた身体で、いま自信のあるボディーパーツは肩です。

――トレーニングを始めてから、周囲の人に言われてうれしかった言葉はありますか？

天沼里砂さん　身体つきが変わったので、それを褒めてもらえるのはうれしいです。あとは、大会に出ていることを知っている友人から、「（私が頑張っている姿を見て）自分も頑張ろうと思った」という言葉をかけてもらえたことはうれしかったです。

――ボディ大会に出場しようと思ったきっかけは？

天沼里砂さん　運動をしようと思って、友人にパーソナルジムを紹介してもらいました。そのジムに『BBJ』で準グランプリを獲得した選手がいて、そこで初めてボディメイクの大会があることを知りました。人前に出るのは得意なほうではないのですが、周囲の人に背中を押してもらったことで挑戦してみようと思いました。大会に出場するという目標があれば、トレーニングのモチベーションにも繋がりました。

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身体の変化に気づくために毎日鏡を見ることが、トレーニング継続の秘訣

――大会に出るのは何回目ですか？

天沼里砂さん　4回目になります。大会出場は毎回緊張するのですが、「やればできるんだ」ということに気づけました。周囲の人は、「（大会を）楽しんできてね！」と応援してくれています。楽しめるように頑張りたいと思っています。

――トレーニングやボディメイクを通して、自分自身が変わったと思うことはありますか？

天沼里砂さん　それほど大きな変化はないのですが、気持ちの面で前向きになれるよう頑張っています。まだまだその途中段階なのですが…。

――食制制限や筋トレを続けるのは大変だと思います。継続するためのポイントは？

天沼里砂さん　身体の変化に気づくために毎日鏡を見ることですかね。私の場合は、通常のジムに加えてパーソナルトレーニングも取り入れているのですが、そこでしっかり身体を作り込んでいることが大きいと思います。ジムのトレーナーが、身体づくりから食事面までアドバイスをくれるので、その通りにやれば筋肉がつきます。そういう変化が自信にも繋がり、長く続けられているのだと思います。

――いまなりたい体型や憧れの人はいますか？

天沼里砂さん　中村アンさんに憧れています。

――トレーニングの魅力はどんなところですか？

天沼里砂さん　無心になれることですかね。それと、やったらやった分だけ身体に成果が見えるところです。

（文／地原緑　写真／片山よしお）

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