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賞レース至上主義のお笑い界、一時テレビを離れたゴリが見た過去と現在「今は可視化された気がする」

映画の脚本と小説は違う、「芥川賞なんて獲っている又吉くんは恐ろしい…!」

――そんな状況の中で、20年近く前に大人気だった“ゴリエ”のキャラクターが再ブレイク。どう受け止めていますか?

ゴリ 照れくささが大きいです。50歳のおじさんが、Gカップのブラジャーにミニスカートで「ペコリ」とか「よろこび」とか…。本当は、やるのが怖かったんです。ダンスだって、昔は3日で覚えられたものが、今は1ヵ月かかります。顔のメイクも、左官屋さんでも呼んだのかと言うぐらい厚塗りの蝋人形なもので(笑)。不安ばかりだったのですが、視聴者の方からは「16年ぶりのダンスを見て泣きました」など、本当にうれしい声ばかりで。やって良かったと、ほっとしました。

――さらに今回、児童小説『海ヤカラ』で50歳にして小説家デビューも果たしました。

ゴリ 初めてのことだったので、不安4割、せっかくのチャンスだからやってみたい6割。そうして、2年かけてようやく完成しました。

――小説は、映画の脚本を書くのとは違う難しさがありました?

ゴリ 映画だと、セリフとト書きで終わらせられるところが、小説だとそうはいかない。青い海の描写でも、それが薄い青なのかターコイズブルーなのか。人の怒り方にしても、いろいろあるじゃないですか。我慢しながら握りこぶしを震わせる怒りもあれば、大声を張り上げる怒りもある。俳優さんに演出するのとは違い、言葉だけで多種多様な表現をしなければいけない。今回やってみて、小説家というのはとんでもない才能の持ち主だなと感じました。だから、芥川賞なんて獲っている又吉(直樹)くんは恐ろしい…!

――でも、負けたくない?(笑)。

ゴリ いや、勝てる気がしないです(笑)。でも僕は、物語を作るのが好きなんですよ。今まではそれを表現するのが映画しかなかったんですけど、小説という形があるのを知れたいい機会でした。今年、沖縄の本土復帰50周年。返還されたのは僕らの父母世代の出来事ではあるんですが、それが子どもたちに影響していることもあるんです。主人公ヤカラの活躍とともにそういった部分も描いているので、ぜひ知っていただけたらと思います。

――様々な活動をしているゴリさんですが、今後の夢は?

ゴリ リアルな夢でいうと、仕事半分、土いじり半分になれたらうれしいです。自給自足の生活に憧れていて、塩も醤油も味噌も自分で作りたいし、食べる魚も自分で漁をして獲りたい。将来、芸能活動の拠点をどこにするかはわからないですが、沖縄で舞台やロケの活動をしつつ、あとはスローライフを送りたいですね。…あと、ゴリエで一回、沖縄に行ってみたい。沖縄はすごく暑いので、ゴリエの油絵(メイク)が落ちてオバケみたいなことになるかもしれませんが(笑)。とにかく、人から喜んでもらえる仕事をして、皆さんから栄養がもらえる、そんな生き方も続けられたらうれしいです。

(文:衣輪晋一)

小説『海ヤカラ』

ポプラ社 刊
1970年の沖縄県糸満が舞台。主人公の国吉ヤカラは、日に焼けた肌に、小柄だがたくましい体をした小学5年生。オトウのような立派なウミンチュになるため毎朝、日の出とともに漁に出ていた。そんなある日、ヤカラはハーフの転校生マギイと出会う。誰とも打ち解けようとしないマギイが気になるヤカラは…? 時代に翻弄されながらも、沖縄の子どもたちが友情を育んでいく愛とユーモアあふれる青春小説。

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