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グラビアレジェンド・篠崎愛、「コンプレックスを武器にできる」 “専業”を貫く理由とグラビアで感じる存在価値

 10代からグラビア業界を突き進んできた篠崎愛。愛らしい顔だちと国宝級のボディを武器に、“レジェンド”と称されるまで頂点を極めた逸材である。テレビでの露出が増え、その魅力は海外にも波及するほど支持を集めていた彼女だったが、2017年の写真集発売以降、グラビアシーンから遠ざかっていた印象だ。あれから4年、20代最後の写真集を舞台に再び本格始動する。当時、グラビアを経てバラエティタレントや女優として活躍する「グラドル」が人気を集める流れもあった中で、なぜ彼女はグラビアという職業へと突き進むのか。ストイックな想いを聞いた。

4年ぶりのグラビア本格始動で広がった視野、「新たなファンとも出会えた」

──“限界突破”が話題となった2017年の写真集『結晶』以降、グラビア活動から遠ざかっていた印象です。

【篠崎愛】14歳の頃からお仕事をさせていただいて、ずっとグラビアと全力で向き合ってきました。それで『結晶』の写真集を作り終わったら、自分の中でどこか燃え尽きてしまったような感じがあったんです。4年グラビアから離れている間、自分は何がやりたいんだ、何が求められているんだって、ずっと考えていました。

──この4年の間、タレントとして“忘れられる”という怖さはなかったのでしょうか?

【篠崎愛】それよりもあのときは、「燃えカスのまま仕事をしても、何の意味もない」と思っていました。こんな気持ちでグラビアと向き合っても笑顔にはなれないですし…。4年の間いろいろやってみたんですけど、やっぱりグラビアが好きだという気持ちに立ち返ることができたし、自分に合ってるなとも思いました。

──グラビアへの想いが強いんですね。

【篠崎愛】胸が大きいことがコンプレックスだったんですけど、それが武器にできる。私はすごく自信が持てないネガティブなタイプなんですけど、グラビアでは嫌なところも好きになれるんです。グラビアをやることで自分のことを好きになれるし、自信が持てます。それに、楽しいって心から思えるんです。

──この4年は、今後も長くグラビアを続けるための大切な期間だったんですね。マイペースともまた違って、しっかりとセルフコントロールされている印象です。

【篠崎愛】わりとキッパリした男っぽい性格なんです。あとファンの方もけっこう「愛ちゃんのペースでお仕事していけばいいんじゃない?」と言ってくださったので、その言葉に甘えさせてもらっちゃってるところもありますね(笑)。今度発売する写真集のお話をいただいたのは、「20代最後にいい写真集を残したい」と考えていた頃でした。そのタイミングがとてもありがたかったですし、4年間休んだからこそ、グラビアの仕事も充実できたんじゃないかなと思っています。

──最近は『サテライトオフィス』のCMも話題で、「あの可愛い子は誰?」と反響を呼んでいます。

【篠崎愛】少し前に『週刊プレイボーイ』の企画でオンラインイベントを行ったんですけど、「CMでファンになりました」という方がけっこういらっしゃったんです。4年前の私を知らない世代も増えてるんだなと思いましたね。でも、グラビアから離れていたからこそ、新たに知ってくださる方とも出会えたわけで、あのときの4年間は本当に大正解でした。

「他業種にグラビアが荒らされている」反響を呼んだ発言の真意とグラドルの気概

──篠崎さんと言えば、かつてバラエティ番組で「グラビアの畑が荒らされている」などと発言されたことに、多くの反響が寄せられました。

【篠崎愛】違うんですよ(汗)。全然そんなことは思っていなくて、あれはいろいろとスレ違いがありまして…。あの番組にはグラビアアイドルの方々が大勢出演されていて、全員に対して一斉に「ぶっちゃけAKB48がウザイと思っているか?」と質問されたんです。それで、私はそんなことまったく思っていなかったんですけど、みんなきっと「ハイ」のボタンを押して場を盛り上げるんだろうなと思って、私も「ハイ」にしてしまったんです。

──バラエティ番組で爪痕を残したいと考えるタレントさんは多いですからね。しかしフタを開けたら、篠崎さんだけが「ハイ」だったという…。

【篠崎愛】ミスった! と思いました(苦笑)。当然、MCの方にもツッコまれて…。それで、本心ではないのに無理やり「ハイ」に沿った答えをひねり出したんです。みんなに合わせて番組を面白くしようとたことが、裏目に出ちゃったんですよね。

──ただ当時、アイドルのグラビア進出は大きな話題を集めていました。最近は、フリーアナウンサーやコスプレイヤーも台頭していて、写真集ランキングの上位を占めることもあります。危機感を覚えることはありますか?

【篠崎愛】当時も今もですけど、危機感や「やめてほしい」と思ったことはまったくないんですよ。私だってグラビアのほかにもいろいろやってきましたし、仕事をひとつに絞る必要はないですから。みんなが好きな仕事をできたら一番いいですよね。「これしかやっちゃダメ」ってなったら息苦しいというか、いつか息切れしてしまうような気もします。

グラビア原点回帰、“王道”へのこだわり

──4年ぶり11作目となる写真集『IDEA』は、超王道がテーマだとか?

【篠崎愛】はい。お休み中もファンの方から「またグラビアをやってほしいです」というコメントや、ありがたいことに「写真集を出しませんか?」というお話もいただいてたので、まずは待っていてくれた方に喜んでいただけるものにしたくて“王道”を行ってみました。

──過去最大露出カットに、「待っててよかった」と思ったファンも多かったはずです。

【篠崎愛】このカットは“いい塩梅”にこだわりたかったんですよね。男性読者に見応えがあって、かつ女性読者にも楽しんでいただけるラインはどこかなって。“最大露出”ってうたっていますが、下品なイメージにならないように露出するとか…。自分的には過去一番の、大満足の仕上がりです。

──「女性が女性の写真集を楽しむ」という風潮は、近年ますます顕著になってますね。

【篠崎愛】私も田中みな実さんの写真集を「ステキだな」って見てました。以前は、私のファンも9割ほどが男性だったんですけど、最近は女性の方もチラホラとついてくださってるんです。グラビアでもどのジャンルでも、性別関係なくみんなが自分の好きだって思うものを楽しめるって、いい時代だなと思います。

──今後はどんなお仕事をされたいですか?

【篠崎愛】それこそ「これだけ」とは決めていなくて、あまり遠い先のことも見ていないんです。今はとにかく、この写真集がたくさんの方に届くといいなと思っています。目の前にあるものを頑張って、それが次の新しいことに繋がるようなお仕事をしていけたらいいですね。
写真集『IDEA』2022年2月22日発売/講談社
2006年のデビュー以来、愛くるしいルックスと迫力のボディが国内外で支持を集め、“アジア最高の女神”と称されシーンのトップに君臨してきたグラビアレジェンド・篠崎愛。20代最後となる写真集『IDEA』(2月22日発売)は「超王道グラビア」をテーマとして、ビーチやプール、ベッドやバスルームと、様々なシチュエーションでパーフェクトボディを解放している。もちろん写真集ならではのハイライトとなる「過去最大露出カット」も収録されている。

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