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「優しい霊体験」亡くなったあの子に逢える…ドラマ化された人気漫画作者が描く切ない物語「命の扱いが軽くならないように」

 亡くなったはずの友だちに、ある日再会する…。そんな、キラキラ輝く普通の日常に潜む“不思議”を描いた『僕のソルシエール』。ドラマ化もされた『マリーミー!』の作者・夕希実久が手掛ける、待望の新作がLINEマンガで連載中だ。この作品に込めた想いや、制作の裏側などについて話を作者にインタビューした。

不思議な3人の中学生を描いた作品に込めた作者の思い

 4人兄弟の末っ子・和飛が、ある夏、家族で遊びに来た祖父母の家の近くで、”双子”の男女と出会う。しかし、次の夏もその次の夏も2人に会うことはできなかった。時は過ぎ、家族で祖父母の家に引っ越してきた和飛が神社に向かうと、そこにはあの”双子”がいたのだが、双子の男の子は数年前に亡くなっていた。この不思議で切ない物語には、「儚くて切ない」「涙止まらない…」など、多くの反響が集まっている。
――死んでしまった双子のお兄さんと、その姿が見える妹と主人公、3人の不思議なお話。一見普通の日常や青春の話なので、ファンタジーながら自分に重ね合わせることもできそうですね。先生の経験が反映されている部分はあるのでしょうか?

夕希実久さん 憧れと想像の世界です。私自身の経験は反映されていないですね。しいて言えば母に少し霊感があるので、母の幼少期の不思議な体験は参考になっているかもしれないです。

――そうなんですね。どんな経験だったのでしょうか?

夕希実久さん 霊といっても怖い体験だけでなく、優しい体験もあるんだなぁと感じるようなお話でした。

――メインキャラが亡くなったお話にもかかわらず、悲しさよりも明るさやキラキラ感がある作品ですね。

夕希実久さん 常に“暗くなり過ぎないように”というのは心がけていますが、同時に“命の扱いが軽くならないように”とも思っています。思った通りのことを表現するのは、とても難しいですね。明るさの中に、切なさを感じてもらえれば嬉しいです。

隠し事を抱える中学生の、心の“機微”描く「今後は明るい恋愛模様に展開」

――タイトルにある「ソルシエール」は魔女という意味ですよね。双子の妹・遥ちゃんは魔女というより天使のような印象なのですが、あえて“ソルシエール”にした理由は?

夕希実久さん 確かに“魔女”というような認識では描いていないですね。無邪気でかわいらしいけど、和飛にとって普通の人とは違った不思議な存在として描けたらなと思ってそのタイトルにしました。

――兄が見えていることを隠して生きてきた遥ちゃん。思春期の中高生にとって「隠し事を抱える」ことは重圧だなと思いました。主人公の和飛と共有できることによって遥ちゃんが学校でも明るい表情を見せるようになるのがとても印象的でした。

夕希実久さん その変化を描けるといいなぁと思っていたので、そういっていただけて嬉しいです!

――読者からのコメントにはドラマ化もされた夕希先生の作品・『マリーミー!』と繋がっているのかな? といったものも見られたのですが、先生の作品同士でリンクしている部分があるのでしょうか。

夕希実久さん 『マリーミー!』は設定上、未来なんですがどちらの作品の舞台も、私の生まれ育った場所をイメージしているので、近い場所で過ごしているかもです。『僕のソルシエール』の連載が始まる前に2つの作品が交差した漫画を書いたのですが、あんな風にキャラ達がニアミスしてたら嬉しいな〜と思いながら描いています。
――なるほど。近い場所に存在しているんですね! 『マリーミー!』はドラマ化もされましたよね。

夕希実久さん 連載が終了してから結構時間が経ってからのドラマ化だったのですが、作品を覚えていてくれた方々の多さにびっくりました。なかなかない経験ですし、とても嬉しかったです。

――連載も2年近くなり、46話まで公開(※1月14日現在)されていますが、現在進行度はどれくらいなのでしょうか? また、ラストシーンは決まっていますか?

夕希実久さん 3分の2くらいは描けたかな? ラストシーンはなんとなく決まっていますが、これから起こること次第で細かいことは変わっていくと思います。ちゃんと描けると良いなぁ…!

――最後に、今後の展開や見どころ、注目すべき点などを少し教えていただいてもよろしいでしょうか?

夕希実久さん 各キャラの恋愛模様を盛り上げて描いて行ければ…と思っています。中学生、高校生、大学生それぞれの恋愛模様を、ファンタジーを交えて描いています。好きなキャラクターに出会ってもらえたら嬉しいです!
■作品情報■
僕のソルシエール/夕希実久(外部サイト)
◇『LINEマンガ』にて隔週日曜更新で連載中。

『マリーミー!』の夕希実久が手掛ける最新作。4人兄弟の末っ子・和飛は、ある夏、家族で祖父母の家に遊びに来ていた。 大好きなおじいちゃんと散歩に出た和飛は、神社である”双子”と出会う。すぐに意気投合した3人は、また次の夏休みに遊ぶ約束をして別れるのだが、次の夏もその次の夏も2人に会うことはできなかった――。時は過ぎ、中学生になった和飛はおじいちゃんが亡くなったことをきっかけに、家族で祖父母の家に引っ越してくることに。ひとり散歩に出た和飛が久しぶりに神社に向かうと、そこにはあの”双子”がいて……。

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